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医学部  高松 優美

新たな視点から

 日本の医療水準は最高と言われている。生活している分にも何の苦労もない。
 今回は、海外にでることによって、自分の知らない地域の人々がどのような日常を過ごしているのか、きちんとした医療を受けることができているのかということを重点にみてきた。
 私が見たタイは、世界遺産が多く、歴史のある寺院も至る所にあり、とても魅力的ではあったが、決して環境がきれいな国であるとは言えないと思う。まず、日本と異なり水道水を飲むことができないし、そこらへんにたくさんある屋台の食べ物も、現地の人々によればお腹を壊すことがしょっちゅうであるということであった。また、野犬がいたるところにいるということからも、衛生面においてはしっかりとした整備がなされていないのではないかと思った。丁度、タイは雨季であったのだが、雨がふることで下水道があふれ出たりなど、日本とは環境が違うと実感した出来事であった。
 また、地域によっても生活状況の落差が目に見てわかるほど大きく、特に、スラム街と呼ばれている場所に暮らしている人々の生活状況は目を覆いたくなるような辛い現実であった。私の将来の夢は、発展途上国の医療に貢献するということであったが、今回、実際に現状をまのあたりにすることによって、その夢は、決して簡単に語れるような夢ではないのではないかということを深く考えさせられた。 大学生活中、機会をみつけて、もっともっと自分の視野を広げていかなければならないと感じた。