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人文学部  武田  小枝

留学報告

留学先:アメリカ・テキサス大学
期間:2011年8月〜2012年7月

 今回、短期派遣留学制度を利用して、2011年8月から2012年7月までの約1年間、テキサス大学アーリントン校へ留学しました。
 到着当初は、日本では経験した事のない40度という暑さで、時差ぼけも重なり、体調管理が大変でした。また、テキサスはアメリカにおいて、交通機関が発達していない最も大きな州として有名で、車がなければ、何をすることもできないので、車を持っている友人があちこちに連れて行ってくれて、非常に助かりました。
 授業については、渡航前は、ついていけるかどうかとても不安で、やっぱり留学をやめようかと思った事もありましたが、実際に授業に参加してみると、それほど心配する必要はありませんでした。訛りが強い先生の授業では、初めの頃はボイスレコーダーを使う許可を貰い、授業後に聞き直して復習していましたが、しばらくするとその訛りにも慣れて、レコーダーは必要なくなりました。
 アパートでは、自分のベッドルームにトイレ/シャワーがついていましたが、もう一人のルームメイトとリビング/キッチンを共有していました。アパートを契約する時に、年齢の近いルームメイトの希望を出していたので、年齢の近いトルコ人のルームメイトと住む事ができました。体調を壊したときは、お互いに助け合って過ごすことができ、よいルームメイトに恵まれたと思います。彼女とは現在も連絡を取り合っており、近い将来、会いに行きたいと思っています。また、アパートにはジムもついていたので、運動不足やストレス解消に、いつでも利用する事ができてよかったです。
 食生活については、本当に気をつけた方がよいと思いました。テキサスへ到着して初めの頃は、楽で安くて美味しいので、ファーストフードをよく食べており、体調を崩してしまいました。それ以降は、自炊するようになり、健康に過ごす事ができました。わたしのアパートにはキッチンや冷蔵庫が大きいものがついていたので自炊するのに便利でよかったです。
 冬休みのときに、アメリカのあちこちに住んでいる友人に会いに旅行をしました。まずはロサンゼルス、コロラド、ラスベガス、そしてワシントンDCに行きました。行く先々で友人から案内してもらったり、家に泊めてもらったりと、すばらしい時間を過ごす事ができました。しかし、安い航空券を買ったため、フライトがキャンセルになり、全く分からない土地に一泊する事になったりもしましたが、それもいまではよい思い出です。
 留学中は、山形での生活が恋しくなる事がよくありました。日本で暮らしているときのように自由に車を運転することができず、買い物へ行くのも、空港へ行くのも、病院へ行くときも、誰かにお願いしなければならないことが、一番のストレスでした。いつも誰かに迷惑をかけてしまうことが嫌だったからです。しかし、すばらしい友人達に囲まれ、無事に留学生活を終えることができました。
 様々な問題が起こり、うまく行かず落ち込む事も多々ありましたが、とにかく留学生活を楽しもうという気持ちで、勉強以外の時間は、少しでも多くの人と過ごすようにし、留学生活を有意義なものにすることができたと思います。食べ物も文化も言葉も違い、家族も親友もいない異国での生活は、簡単なものではありませんでしたが、今回の留学生活で得た経験は、私の人生の中でかけがえのないものとなりました。