‘初海外‘をロンドンで過ごして
私は日本を出て海外へ行ったのは初めてで、何もかもがわからないことだらけの不安な気持ちからスタートした。なので、一週間目は買い物もするのも地下鉄に乗るのもおっかなびっくりという情けない状態であった。なによりも周りに外国人ばかりという環境に慣れない私はそのことがすごく怖く、さらに自身の英語力のなさがそれに拍車をかけていた。
しかし、そのままではいけないと思った私は、スクールアクティビティでのグリニッジへのボートクルーズや友達に誘われてパブに行くなど積極的に行動した。その日、仲良くなったスゥェーデン人の誕生日会に出て行ったりもした。その結果、三週間目には学校内に様々な国籍の友達も増え、生活に順応してきたと感じるようになった。
スクールの授業は最初からすごく楽しく、スピーキングの時間が初期の段階では為になった。ここで、日常での会話の仕方を学べ、最終的には買い物に行ったときに店員さんと世間話を少し楽しめる程度になった。また、グラマーの授業では、もちろん日本では日本語で習っていた文法用語を英語で習うので苦労した。（例えば完了形→past.perfectなど）とはいえ、先生がユーモア溢れる素晴らしい方ばかりだったため、毎日楽しく学校に通うことができた。
ただ残念だったのは学校に日本人が多かったことだ。これは当然だが、楽であるために日本人相手に頼りすぎると全く英語力が上昇しない。休業期間中に語学研修に行くことで必ず起こることだと思うので、これは覚悟すべきだと思った。幸い私は、必要以上に日本人学生とコミュニケーションを取らないようにしていたので、その問題は回避できた。
つまり、なによりも大事なのは積極的に行動することだと考える。怖がらないで、さまざまな人と話をすることで、少なくとも私は飛躍的に英語力を向上させることができたと感じる。そして、将来的には海外で仕事をしたいと願うようになった。
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