アメリカでの体験
今回の留学は私にとって初めての海外渡航であり、アメリカに行くまでは楽しみよりも不安の方が大きかった。しかし、ホストファミリーや語学学校の方々が温かく迎えてくださり、いつの間にか不安は消えていた。ホストファミリーはお母さん1人だけであったが、もう1人オリビア出身の留学生も一緒であった。2人ともとても親切で、困ったことや分からないことは2人にサポートしていただいたおかげで3週間を楽しく過ごすことができた。特に、お母さんは私が片言で話したことを正しい英語に言い直してくれたり、毎日夕食のときには、お母さん自身が今まで経験してきた話を、私が聞き取りやすいようにゆっくり話してくれたりと、私の英語の勉強になるように気を遣ってくださった。そのおかげで、2週間目ぐらいには聞き取りが大分楽にできるようになった。
今回の留学では、平日は午前中に学校でグラマーとカンバセーションの授業を受け、午後はバスに乗って様々なところを観光してきた。主に、サンタモニカ、ハリウッド、メルローズ、ダウンタウンなどの観光地を見学した。特に印象深いのはハリウッドであった。歩道には音楽や映画などで功績を残した人々の名前が刻まれており、地面を見ながら歩くだけでも楽しかった。チャイニーズシアターではハリーポッターの出演者やウィル・スミス、マイケル・ジャクソンなど各界の著名人の手形やサインなどが展示されていた。テレビなどでしか見たことのないものをたくさん見ることができた。休日は日本人、韓国人、スイス人の友達とディズニーランドやラスベガス、レイカーズの試合、グランドキャニオンを観光してきた。ディズニーランドに行くために泊まったホテルでは、朝出かけようとした際、隣の部屋の前で長い銃を構えた警察官が犯人を威嚇していたというハプニングがあった。何事もなく犯人は捕まっていたが、ホテルの従業員や周りの客も平然としていたことに驚いた。休日に訪れた観光地の中で一番印象に残ったのはグランドキャニオンであった。朝の5時に起きてラスベガスからバスで5時間かけて訪れたのだが、長時間の移動の疲れも吹き飛ぶほどの美しさであった。まるで1枚の絵を見ているようで、本当に感動した。毎日色んな場所を訪ねながら、英語にも触れることができ、とても充実した3週間を過ごすことができた。アメリカは、メディアで取り上げられることが多いためか、割と想像通りの場所であったが、実際に見てみると衝撃的なことも多かった。3週間という短い期間ではあったが、多くの体験をさせていただき、一生忘れられない思い出や今後の人生に役立つことも学ぶことができた。今回の留学で出会った人々や学んだことなどを大切にし、また、このような素晴らしい機会を与えてくださった方々に感謝しながら今後の大学生活を過ごしていきたい。
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