タイ・バンコク市民の医療事情
私はバンコク市内の病院を見に行ったこと以外に特別なことはしていないが、バンコク市内を散策するなかで、市民の生活の様子が垣間見えた。
バンコク病院(Bangkok Hospital)では、日本と比べても引けを取らない高度な医療が行われているようだった。ベッド数も550床とかなり大きい病院で、周辺国から患者を受け入れることもあるそうだ。
また、診療所やクリニックなどは見ていないが、市内にはいたるところに薬局があった。タイでは、病院へ行くよりも薬局で薬を買って病気などを治すことが多いらしく、日本では普通は病院で処方されないと手に入らないような薬も薬局で買うことができる。
バンコク病院を見たときは、タイでこんなに発達した医療が行われているのか、と驚いた。病院だけでなく、バンコクには、高層ビルや大きなショッピングモール、交通機関など、私の想像以上に発達した快適な暮らしがあった。しかし、路上で屋台などをやっている人たちはけっして裕福とは言えないように見え、生活の格差は確かにあるのではないかと思った。タイの医療保険などについては詳しく調べていないのでわからないが、低所得者が満足な医療を受けるのは難しいと思った。
このように、タイのように所得格差が大きい発展途上国では、医療に関しても底上げが課題であると私は思った。
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