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医学部   千葉  はるな

観光地の病院を訪れて

 私は今回、グアムに行き、グアムメモリアル病院を見学してきました。観光客も多く訪れる病院、それも日本人が多い病院だけあって、私が会ったナース以外もほとんどのナースが日本語を上手に話すそうです。日本人のナースも一人働いていました。
 流暢に日本語を話すことで、日本人の患者に対して、伝えなければならない大事な情報をしっかりと伝えることができるし、治療方針を話し合うこともできます。これは、治療するにあたってかかすことのできない条件です。
 また、正確な情報伝達だけでなく、日本語を話してくれる安心感は、慣れない外国の病院で治療するうえでの緊張や不安を大幅にやわらげてくれるのではないでしょうか。安心して医療者に身を任せられるということは、治療がスムーズに進むだけでなく、体の中の反応も自然と良い方向に向かってくれるのではないかと思います。これは、観光客が多いグアムならではの特徴でしょう。
 私は、グアムメモリアル病院を訪れて、患者さんのバックグラウンドに歩み寄ろうとする努力の大事さに気づきました。看護師が向き合うべきは、病気というよりもその患者さん丸ごとだと思います。医療者から一歩歩み寄る姿勢に患者さんは、ともにゴールを目指す仲間のような意識を持ってくれることが期待できるはずです。また、親しみを感じてくれるはずです。こうして少しずつ良い関係を作っていくことで、一緒に治療をしていく仲間になり、快方へ向かうスピードも速くなっていくのでしょう。
 もちろんこれは、グアムだけでなく日本でも、世界でも同様であると考えます。医療者になる身として、心にしっかりと留めておくべき大事なことに今回グアムを訪れて改めて知ることが出来ました。
 留学支援をしていただき、ありがとうございました。これからも一所懸命に学び、早く日本の医療に貢献できるようになりたいと思います。