【授業概要】
・テーマ
ゲーム理論の基本的内容を学ぶ。 近年、ゲーム理論はミクロ経済学やマクロ経済学、政治学など多くの分野へ応用がなされている。この講義ではそれらの分野においてゲーム理論が用いられた文献を読むために必要な基本的知識、並びに論理的思考を学生に身につけさせる。
・到達目標
ゲーム理論の基本的概念を理解すると共に、実際の問題に応用できるようになる。
・キーワード
戦略的思考、ナッシュ均衡、部分ゲーム完全均衡、情報
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
通常の講義形式であるが、学生にもある程度の発言を求める。
・日程
おおよそ、以下のような内容になる予定。途中、数学的準備は適宜入る。 1. ゲーム理論とは何か 2. 戦略形ゲーム 3. ナッシュ均衡 4. 混合戦略 5. 社会科学への応用① 6. 展開形ゲーム 7. 部分ゲーム完全均衡 8. 社会科学への応用② 9. 交渉ゲームと交渉力の源泉
【学習の方法】
・受講のあり方
参考文献と板書を元にノートをまとめるだけでなく、積極的に発言できるように心がける。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストや参考書に挙げた文献の該当部分に一通り目を通し、自分でわからない箇所を把握しておく。 講義の内容を整理し、参考文献をもう一度読み直す。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い・知識の習得の度合いについては数回のレポートによって判定する。また、理解の度合い・汎用的技能の修得の度合いについては1~2回のテストにより判定する。これらの合計点によって、本講義の成績を決定する。
・方法
試験70点、平常の成績(レポート等による)30点、計100点
【テキスト・参考書】
講義内容は主に 岡田章 『ゲーム理論・入門』(有斐閣) 武藤滋夫 『ゲーム理論入門』(日経文庫) に従う。また、演習問題については 舟木由喜彦 『演習 ゲーム理論』(新世社) 岡田章 他 『ゲーム理論ワークブック』(有斐閣) を見ること。また、 渡辺隆裕 『ゼミナール ゲーム理論入門』(日本経済新聞出版社) ロバ-ト・ギボンズ 『経済学のためのゲ-ム理論入門』(創文社) 岡田章 『ゲーム理論』(有斐閣) 中山幹夫 『はじめてのゲーム理論』(有斐閣) 梶井厚志,松井彰彦 『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』(日本評論社) 船木由喜彦 『エコノミックゲームセオリー』(サイエンス社) 船木由喜彦 『ゲーム理論講義』(新世社) などを適宜参照されたい。
【その他】
・学生へのメッセージ
数学的考え方はある程度できることが望ましい。 できればミクロ経済学を履修していることが望ましい。
・オフィス・アワー
水曜 13:00-14:30 鈴木(明)研究室 メール等による質問は随時受け付ける。詳細は担当教員のWebサイト(人文の教員一覧にリンクあり)を参照のこと。
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