【授業概要】
・テーマ
この講議では、経済学史(前期)と同様の問題意識に基づき、19世紀後半から20世紀前半にかけての経済学の歴史を学びます。
・到達目標
それぞれの時代の経済学について,(1)それがどのような歴史的背景の中から生まれて来たのか,(2)説明すべき現象の変化と共に分析手法がどのように変化していったのか,これらの問題を理解するようになること。
・キーワード
新古典派経済学 マーシャル シュンペーター ケインズ
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解した上で履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
各時代を代表する経済理論を取り上げ、その理論が生まれた歴史的背景、理論の内容、政策提言について解説する。
・日程
1 イントロダクション 2 古典派経済学の問題点 3 新古典派経済学の誕生 4 新古典派経済学(均衡理論)の歴史的特徴 5 A.マーシャルの国民所得論 6 マーシャルの賃金論 7 マーシャルの有機的成長論 8 A.C.ピグーの厚生経済学 9 ピグーの厚生経済学に関する基本原理 10 J.A.シュンペーターの企業家論 11 シュンペーターの景気循環理論 12 J.M.ケインズの雇用理論と歴史的背景 13 ケインズの有効需要論 14 ケインズの投資決定理論 15 まとめと試験
【学習の方法】
・受講のあり方
プリントは学生が受講しながら自分で空欄を補足する箇所を設けてある場合があるので、その際には適切な補足を行う。
・授業時間外学習へのアドバイス
(予習)図書館等で参考文献の該当箇所に事前に目を通しておく。 (復習)ノート、プリントを整理し、次回授業開始時の復習に備える。
【成績の評価】
・基準
授業後の復習チェックシートと記述式試験により、知識の修得、参加の度合い、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)のそれぞれについて判定し、その合計点を用いて評価する。復習シートによりそれまでの授業における歴史的背景や理論分析の理解度を確認し、記述式試験によりそれらの知識を総合的に理解し説明できるかどうかを評価する。
・方法
平常点(復習チェックシート提出) 30点、試験 70点、計100点
【テキスト・参考書】
適宜プリントを配付する。 (参考書) 早坂忠編著『経済学史』ミネルヴァ書房 田中敏弘・山下博編『テキストブック近代経済学史』有斐閣ブックス 美濃口武雄『経済学説史』創成社 八木紀一郎『経済思想』日経文庫
【その他】
・学生へのメッセージ
この講義を受ける人は経済学史(前期)を履修していることが望ましいですが、この講義のみ履修することも可能です。
・オフィス・アワー
毎週月曜日9:30~11:30 下平研究室 これ以外の時間についても、事前に連絡をいただければ対応します。
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