【授業概要】
・テーマ
産業組織論についての基本的知識を身につける ミクロ経済学を学んで得た知識を用いて、完全競争以外の市場構造(独占・寡占など)がどのような企業行動を引き起こし、また企業行動がどのように市場構造に影響を与えるかを分析する。更に、その結果として資源配分や社会厚生はどうなるのか、政府が関与したときの影響を分析する。
・到達目標
市場構造・企業の行動・成果の依存関係を理解し、日本の産業組織がどのようになっているのかを考えることが出来るようになる。
・キーワード
ミクロ経済学、市場構造、市場行動、市場成果
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
通常の講義形式。
・日程
前半は以下のようになる予定。 1. 産業組織論とは 2. 完全競争と市場均衡 3. 独占と価格差別 4. 自然独占 5. 寡占 後半は以下のトピックの内いくつかについて行う予定。 製品差別化 合併 参入阻止 広告 カルテル R&D 垂直的取引関係
【学習の方法】
・受講のあり方
参考文献と板書を元にノートをまとめるだけでなく、積極的に発言できるように心がける。
・授業時間外学習へのアドバイス
参考文献に目を通しておいたりするなど各自の判断で行うこと。 講義の内容を整理し、参考文献をもう一度読み直す。
【成績の評価】
・基準
主体的な参加の度合い・知識の習得の度合いについては数回のレポートによって判定する。また、理解の度合い・汎用的技能の修得の度合いについては1~2回のテストにより判定する。これらの合計点によって、本講義の成績を決定する。
・方法
試験60点、レポート40点、計100点
【テキスト・参考書】
主に以下のテキストに基づいて講義を行う。 長岡・平尾 産業組織の経済学
また、参考書として以下を挙げておく。 新庄浩二 新版 産業組織論 春名章二 産業組織論 小田切宏之 新しい産業組織論 泉田成美・柳川隆 プラクティカル産業組織論 植草益 他 現代産業組織論
【その他】
・学生へのメッセージ
この講義を履修する前に、ミクロ経済学を履修しておくことが望まれる。
・オフィス・アワー
水曜 13:00~14:30 鈴木(明)研究室
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