【授業概要】
・テーマ
財政政策・社会保障政策・金融政策などの経済政策について、文献を皆で読みながら議論をすると同時に、自分で研究テーマを決め、論文を執筆できるようにする。それらの作業の中で自分の主張を根拠づけ、論理的・説得的に話す・書く手法を身に付ける。同時に、経済問題を批判的に考察できるようにする。
・到達目標
・文献の読解を行い、人に説明することができる。 ・自分の主張を根拠づけた上で、論理的・説得的に人と議論することができる。 ・問いを自ら発見し、その問いに答えられるようにデータ・資料を用いた上で、論理的に文章を書くことができる。
【科目の位置付け】
学部・学科のカリキュラム・ポリシーとの関係については、「カリキュラム・マップ」を参照し、よく理解したうえで履修してください。
【授業計画】
・授業の方法
司会者・報告者を決定した上での文献の輪読、ディスカッション、個人の研究報告などにより授業を進める。 輪読の場合、文献は参加者と相談して決定する。報告者・司会者を毎回決定し、報告者は輪読箇所の内容を報告(プレゼンテーション)する。加えて、論点・疑問点を事前に提示してもらう。他の参加者も文献を読んだ上で疑問点などを挙げてもらうほか、提示された論点・疑問点について議論できるように準備をしてくる。
・日程
・前期 ~ 文献の輪読と、個人研究テーマの決定・報告 ・後期 ~ 文献の輪読と、個人研究テーマの調査報告
【学習の方法】
・受講のあり方
・毎回の出席を前提とする。 ・事前にしっかりと準備をしてきた上で、ディスカッションの際に積極的に発言するなど、主体的に授業に参加する。 ・輪読の際は文献の内容を批判的に検討する。文献の主張に対し反論となるデータ、あるいは支持するデータなどを積極的に調査し、授業の中で報告してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
・輪読の文献は必ず読んでくる。 ・文献を読んだ際はわからない点が多く出てくると思うが、その都度、図書館の資料・ウェブ上の資料などを利用して調べるようにする。 ・日々の報道・論説などにも目を向け、自分の研究テーマになりそうな問いを探すようにする。
【成績の評価】
・基準
議論への参加、報告の内容などによって知識の修得、理解の度合い、汎用的技能(論理的思考力、文章表現力)、参加の度合いを判定し、総合的に評価する。より具体的な基準は以下のとおりである。 ・輪読文献を事前に丁寧に読み、内容を理解できているか ・報告の準備をしっかりと行えているか ・議論に積極的に参加し、授業に貢献できているか ・執筆した論文は論理的・説得的に書かれているか
・方法
授業への貢献(50%)、報告内容(50%)
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