理論研究
 Theoretical Research
 担当教員:物理学科全教員
 担当教員の所属:理学部物理学科
 開講学年:4年  開講学期:通年  単位数:10単位  開講形態:卒業研究
 開講対象:物理学科  科目区分:選択必修科目 
【授業概要】
・テーマ
卒業要件である研究実験あるいは理論研究のどちらかを選択する.

物理学科における卒業研究には研究実験と理論研究の二つがあります.4年生はどちらか一方の受講を決め,特定のグループに配属されて一年間を過ごすことになります.理論研究の分野には,宇宙物理学研究グループと理論量子物理(素粒子・原子核・物性)グループがあります.学生は研究分野ごとにさらに少人数に別れて研究室へ配属されます.
理論研究は主にセミナー形式で行われます.セミナーでは,専門書や研究論文(どちらも英語の場合が多い)を学生が勉強してきて,その内容を発表・説明し合います.
この方式で大事なことは,発表者の提示する題材を皆で討論することで,内容に関するより深い理解が得られるということです.また,このようなセミナーで,専門的な内容を他人に正しく伝える技術も磨かれます.
・到達目標
グループごとに異なりますので,配属先の教員の指示に従ってください.
・キーワード
卒業研究

【科目の位置付け】
自然現象の物理に関する課題に実践的に継続して取り組み,専門分野だけでなく周辺分野も含めた幅広い知識や技法を修得し,課題に対する適切な解を議論の中から導き出し,様々な方法で表現する能力を育成します.これらを通して課題解決と説明能力の向上がはかられます(理学部カリキュラムポリシー).

【授業計画】
・授業の方法
グループごとに異なりますので,配属先の教員の指示に従ってください.
・日程
週2回程度のセミナーを行います.このセミナーの準備のための下調べと関連分野の研究が必要となります.このほか,研究分野によっては課題研究を各人あるいは2~3人ごとに分かれて取り組みます.

【学習の方法】
・受講のあり方
グループごとに異なりますので,配属先の教員の指示に従ってください.
・授業時間外学習へのアドバイス
グループごとに異なりますので,配属先の教員の指示に従ってください.

【成績の評価】
・基準
グループごとに異なります.
・方法
セミナーの下調べと発表・討論から成績が判定されます.セミナーのほかに課題研究を行う場合には,その発表とレポートの成績が加味されます.

【その他】
・学生へのメッセージ
3年生の10月頃に各グループの研究内容や卒業研究についての説明会があります.4年生になる前に配属希望調査を行いますので,よく考えておいてください.
各グループは卒業研究に意欲的に取り組む学生を期待しています.また,実験・理論にかかわらず,履修には1年から4年までに習った基礎的素養が大切です.実際,理論研究に入ってみると基礎的素養がいかに大切であるかに気付かされることでしょう.

2年生4月のオリエンテーションで,配属条件についての説明があります.学生便覧も熟読してください.
1.理論研究を履修するためには,一定の条件(所定の単位を修得していること)を満たす必要があります.
2.研究室配属は受入先グループの教員数などにより人数制限があり,希望者数によっては調整を要することも起こります.
3.研究分野ごとにテキスト・参考書として専門書や論文が選定されます.配属された研究室の教員の指示に従ってください.

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