化学文献講読
 Literature Reading for Chemistry
 担当教員:物質生命化学科全教員
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:4年  開講学期:通年  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:物質生命化学科  科目区分:必修科目 
【授業概要】
・テーマ
化学の最前線の知見、技術などの修得には化学英語が不可欠である。そのため、1年次では基盤教育で英語が必修となっており、2年、3年と「化学英語」が必修となっている。本授業は、これら一連の英語教育の最終段階の授業と位置付けられる。卒業研究の指導教員を中心に大学院生の先輩もまじえ、小人数教育により英語の論文、専門書の読解、文献紹介などを通じ化学英語の総仕上げをする。
化学の最前線の論文、専門書を読解できる英語力を涵養することを目的とする。
・到達目標
到達目標
・自分の卒業研究に必要な英語の文献を独力で読解できること。
・自分の読解した文献を、他人に、適切に紹介できること。
・キーワード
化学文献、文献紹介、英語論文、プレゼンテーション

【科目の位置付け】
講義、演習や化学実験で得た基礎的な知識や技術をもとに、さらに高度な知識を英語文献を通じて深める。また、文献を整理しまとめ、他者へのプレゼンテーションを通じてさらなる理解力を高め、英語論文の読解によるさらなる知識の習得と、英語による外部への情報の発信が出来るようにすることを目的とする。(理学部教育目標より)

【授業計画】
・授業の方法
卒業研究指導教員の指導の下に、文献講読、文献紹介、輪講等の方法で化学英語の理解を深める。
・日程
卒業研究の指導教員と相談の上、日程を定める。

【学習の方法】
・受講のあり方
自分から積極的に取り組むことが重要であり、また、分からない所を分からないままに放置しない。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習と言うと、知らない単語を辞書で引いて来るだけと思われがちだが、それは最低限のことである。 まずは、文章の意味が分かるか検証する。 分からない場合はどの部分が分からないか、分からない部分を特定し授業に臨む。
図表がある場合には、図表を読解する。 著者が言わんとする所が、その図表で論証されているか、矛盾はないか、別の解釈はできないかなど図表と本文の関係を解析する。
授業で取り上げた教材以外に、興味のある分野の他の原書、論文など幅広く学習することが望ましい。

【成績の評価】
・基準
予習の程度、理解の深さ、術語の習熟度、文献紹介では準備状況・用意した資料の適切さ、発表の適切さ、質疑応答の適切さなどを評価対象とす
る。
・方法
予習の程度、理解の深さ、術語の習熟度、文献紹介では準備状況・用意した資料の適切さ、発表の適切さ、質疑応答の適切さなどを総合的に評価する。

【テキスト・参考書】
各指導教員の指示による。

【その他】
・学生へのメッセージ
講義や実験で得た知識は、そのままでは単なる知識で終わることになる。これらの知識や技術を、化学文献購読を通してさらに磨き前進していってほしい。
・オフィス・アワー
各指導教員の指示による。

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