固体地球科学Ⅰ
 Solid Earth Sciences I
 担当教員:長谷見晶子(HASEMI Akiko)
 担当教員の所属:理学部地球環境学科
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:地球環境学科  科目区分:必修科目 
【授業概要】
・テーマ
実験データ処理に必要な誤差論などの基礎を学ぶ。
・到達目標
(1)測定結果に含まれる誤差を見積もれるようになること
(2)最小二乗法を理解すること
(3)数値データの意味を理解するための解析ができるようになること
・キーワード
平均、標準偏差、誤差、最小二乗法、統計、確率

【科目の位置付け】
地球環境学に必要な大学初級レベルの数学の基礎的知識とその応用力の養成
(学習・教育目標のC-1、C-3、Gに関与)

【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントや板書を主として講義を行う。授業中に演習も行う。
・日程
以下の日程で行う予定であるが、演習での理解度を確認しながら進めるため、若干変更する可能性がある。
(1)ガイダンス:この授業で何を学ぶか
(2)単位・有効数字・記号の解説
(3)平均と分散
(4)誤差・誤差伝播
(5)復習、理解度チェック(試験1)
(6)確率分布1:いろいろな分布
(7)確率分布2:正規分布、t-分布
(8)平均と分散の推定
(9)仮説の検定
(10)復習、理解度チェック(試験2)
(11)相関:データとデータの関係性を調べる
(12)最小二乗法・回帰直線
(13)最小二乗法・曲線のあてはめ
(14)復習、理解度チェック(試験3)
(15)これまでの授業の補足

【学習の方法】
・受講のあり方
演習問題に意欲的に取り組んで、理解を深めること。
・授業時間外学習へのアドバイス
復習のための課題を出す。分からなかった点はまずは自分で調べ、その後質問するなりして解決すること。

【成績の評価】
・基準
到達目標(1)ー(3)を評価する。それぞれの割合は順に30%、30%、40%とする。
・方法
提出物40点、試験1,2,3それぞれ20点で評価する。

【テキスト・参考書】
教科書:なし。
参考書:石村園子「やさしく学べる統計学」共立出版(購入を薦めます)
吉澤康和「新しい誤差論 実験データ解析法」共立出版
本間 仁・春日屋伸昌「次元解析・最小2乗法と実験式」コロナ社(小白川図書館書庫にあります。店頭では品切れ。)

【その他】
・学生へのメッセージ
これから実験・実習や卒業研究で必要になってくるデータ処理に関する基礎知識,理系数学の基礎知識を身につけるための講義です。手を動かして問題にトライして下さい。
・オフィス・アワー
平日9:00-17:00の在室中は対応します。

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