【授業概要】
・テーマ
地球環境学の基礎を学びつつ、専門分野について自ら研究することで、問題を解決する能力を身につける。卒業研究を行うために必要な基礎知識、および実験や野外調査の手法を習得する。このために地球環境学に関連する特定の事象についての研究手法などを学ぶ。
・到達目標
研究課題に対して研究計画を立案し、それを文書化する能力を身につける。 具体的な目標は、地球環境学に関する知識を元に自ら目標を設定し「研究計画」を立案する能力を身につける。
【科目の位置付け】
地球環境学科の学習・教育目標G(目的達成のため自主的かつ継続的に学習できる能力)に主体的に関与し、学習・教育目標F-1(日本語による論理的な記述力・口頭発表能力・討論等のコミュニケーション)、H(与えられた制約条件の下で計画的に作業・研究を進め、まとめる能力)、およびI(多様な野外調査方法の修得と調査結果の総合的解析)に関与する。
【授業計画】
・授業の方法
3年生の夏休み前に各研究室に分属し、指導教員と相談して研究課題を決める。この授業では、分属から研究計画をまとめるまでの過程がスムースに行えるように、4月以降次の授業計画で行う予定である。
・日程
1.大学院生の中間発表を聴講する。 2.研究室を巡り、「研究室概要」をまとめる。 3.研究室分属後に指導教員と相談して「研究課題」を決め、「研究計画」をまとめる。 4.研究課題を行う上で必要な基礎知識や手法を学ぶ。 なお、3年生の間は仮分属であり、相応の理由があれば4年進級時に研究室を変更できる。 また、これらの課題完成に向けた学習には授業時間外学習が含まれる。
【学習の方法】
・受講のあり方
研究室に分属するまでは教務厚生委員が中心となって授業を進める。分属後は指導教員と相談の上、課題に取り組む。
・授業時間外学習へのアドバイス
研究室に分属するまでは教務厚生委員が中心となって授業を進める。分属後は指導教員と相談の上、課題に取り組む。
【成績の評価】
・基準
文献の調査方法を理解できていること、研究室ごとの研究テーマの概要を理解していること、自分の研究計画を適切に記述できるかどうかを評価基準とする。
・方法
レポート100%で評価する。レポートとしては「大学院生の中間発表の聴講」、「研究室概要」、「研究計画」であり、それぞれの課題は目標(1)(2)(3)に対応している。評価の割合は順に40%、30%、30%である。
【テキスト・参考書】
指導教員から指示される。
【その他】
・学生へのメッセージ
卒業研究に向けて未知な世界に踏み込む第一歩である。 地球環境学研究法Iを履修できるのは、2年次終了までに基盤教育科目及び専門教育科目を合わせて62単位以上を修得している者に限る。 また、卒業研究を履修できるのは、3年次終了までに次の条件を満たしている者に限る。 ア 本学に3年以上在学していること。 イ 基盤教育科目及び専門教育科目を合わせて100単位以上修得していること。 ウ 「地球環境学研究法I」及び「地球環境学研究法II」を修得していること。 したがって、この授業の単位を修得しないと卒業研究に取りかかれない。 連絡先:教務厚生委員
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