【授業概要】
・テーマ
地球環境変遷と生命進化。
・到達目標
地球の歴史・生命環境史を紐解くために、どのようなデータが使われているのかについて理解し、説明できるようになる。また各地質時代に生じた特筆すべきイベントについて地球化学的側面から理解できるようになる。
・キーワード
地球化学、安定同位体、国際層序対比、先カンブリア時代、顕生代、生物進化
【科目の位置付け】
地球環境学科の学習・到達目標のE「地球環境学の広い知識と考え方を総合して、社会の要求を理解し解決策を立案する能力」を養成するものである。
【授業計画】
・授業の方法
パワーポイントを中心とした講義。一部プリントを配布する。
・日程
2日間の集中講義として行う。国際層序対比と古環境の理解のための生層序と化学層序(安定同位体比などの経時的変動)に関して、以下のように時代を追って説明する. 1.先カンブリア時代:初期生命と化学指標 2.古生代の環境と生物進化 3.中生代の環境と生物進化 4.新生代の環境と生物進化
【学習の方法】
・受講のあり方
パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。配布されるプリントを整理し、ノートと共にまとめておく。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義終了後に全体の復習を行うこと。 キーワードなどについて、専門書やインターネットで調べ、理解を深めること。
【成績の評価】
・基準
地球環境変遷や生物進化が、地球表層の変化(特に安定同位体などの化学進化)とどのように関連して進んできたのかに関して理解し、適切に説明できることを合格基準とする。
・方法
講義への取り組み、レポートなどを総合して評価する。
【テキスト・参考書】
参考書 Gradstein, F.M., Ogg, J.G., Schmitz, M.D. and Ogg, G.M. (2012) The Geologic Time Scale 2012, vol. 1, 435p.; vol. 2, 1144p., Elsevier. の内容を抜粋して紹介します。英語の得意な人は事前にざっとのぞいておくとよいでしょう。
【その他】
・学生へのメッセージ
生命進化と地球環境の進化が連動していることを、地球化学データが教えてくれます。地質時代の生命の進化について理解しておくと、理解度が深まると思います。
・オフィス・アワー
学科内連絡先:本山 功
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