特別講義
 Special Lecture
 担当教員:医学科教員

 担当教員の所属:医学部
 開講学年:6年  開講学期:後期  単位数:4単位  開講形態:講義
 開講対象:医学科  科目区分:専門教育・必修  
【授業概要】
・テーマ
本医学科を卒業するにあたり、当然のことながら学生は医学医療に関する知識・技能等において卒業に相応しいレベルに到達していることが求められる。しかしながらそういった要件の中には各講座や診療科単位での個別の講義・実習では習得や評価が困難なものも存在する。そこで本特別講義は統合的講義によりこれを補強するとともに、講義後に実施する筆記試験(総合試験)による評価を行うことで、将来の医師たるに相応しい実力を身につけた学生を卒業させることを目的として開講・実施する。
ところで医師国家試験は医師として必要とされる最低限の知識・技能を試験するものであり卒業に際して学生は医師国家試験に十分合格できるだけの学力を備えていることが求められることになる。そこで本特別講義の授業は特に「医師国家試験合格を十分にクリアできる学力を有しているか」という点を重視して実施する。具体的には臨床各科及び病理、公衆衛生等について重要な点を総合的かつ集中的に授業を行い、これまで座学や実習で学んだ知識の整理と補強を通じて医師国家試験合格に求められる知識・技能を確実に定着させるとともに来るべき臨床研修を充実したものとできるよう備える。
・到達目標
上記の通り、本講義にて実施される授業では、各学生が医師として具有すべき知識・技能の「確実な定着」を目指す。具体的には、医学科課程においてこれまでに学んだ知識・技能を、少なくとも医師国家試験に十分合格可能な形で運用・活用できるようになることを目指す。結果として、傷病や症候の基礎的メカニズムの理解に基づき的確な予防診断治療を実践できる医師として臨床実習に臨めるようになることを到達目標とする。

【科目の位置付け】
医学科課程で学習した内容の総括であり、特別講義の講義内容に限らずこれまでの座学や実習を通じて学んだ知識・技能が実際に身に付き、活用・実践できるかが問われる機会である。

【授業計画】
・授業の方法
講義
・日程
平成28年10月3日(月)~平成28年12月2日(金)
月曜日~金曜日 1~8校時 168コマ

【学習の方法】
・受講のあり方
授業の受講にあたっては、系統講義、臨床講義及び実習で修得した知識・技能を整理し、授業に臨む。
・授業時間外学習へのアドバイス


【成績の評価】
・基準
本講義の合否判定にあたっては医師国家試験に十分合格できるだけの学力を有しているか否かを主たる基準とし、教務委員会において厳密かつ総合的に判定する。
・方法
講義終了後に筆記試験(総合試験)を実施する。
尚、特別講義においても講義期間中随時出席状況の確認を行い、出席状況を総合試験受験資格の判断材料とするので、注意すること。

【その他】
・学生へのメッセージ
・遅刻や途中退席をしないこと。
・特別講義受講以前から、自主的かつ継続的に知識・技能の整理補強の努力はしておくこと。
・講義日程や総合試験の詳細、注意事項変更等の連絡については掲示を行うので、掲示板による確認を行うこと。

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