人体構造学
 Structure of Human Body
 担当教員:石田 陽子(ISHIDA Yoko)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義・実習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
この授業では人体の基本構造を系統的に学び,人体各部の構造的特徴とその機能について理解する.
ねらいは以下のとおりである.
1.人体を構成する細胞,組織,器官の構造を総論的に学び,人体の機能特性を理解する.
2.組織,器官系の構造を各論的に学び,各器官系の機能的役割を理解する.
3.人体解剖の実習標本を観察し,器官系の全体的配置と機能的役割を理解する (見学実習) .
・到達目標
人体の構造を正しく理解することにより,人体の正常な機能と異常 (病態) を知るための基礎知識を身につける.
人体各部の構造と機能のあらましを略図を用いて自ら説明できるようになる.

【科目の位置付け】
本科目は看護の対象となる人間を理解するための基礎となる重要な科目 (専門基礎科目) である.
生命を尊び,人間についての幅広い知識を身につけること,全人的な視点を修得することを重視している.
(医学部看護学科のカリキュラム・ポリシー)

【授業計画】
・授業の方法
講義と実習による.
講義では人体の構造について略図を描き,系統的に解説する.
実習では人体解剖の実習標本を観察し,人体の全体像を立体的に理解してもらう.
・日程
4月13日から7月27日までの水曜日 (5・6,7・8校時) に講義を行う.
筆記試験および実習の日程は授業の中で通知する.

【学習の方法】
・受講のあり方
略図を多く板書するので,頑丈なノートと色鉛筆を5色以上準備し,記録をとりながら授業内容を正しく理解するよう心がけること.
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストに指定している図書の記載内容にそって授業をすすめるので,講義内容について解剖図を中心に目を通して授業に臨むこと.
疑問をもって授業に臨めるとなおよい.
毎回,講義内容と理解の到達目標を明示するので,それらについて,略図を用いて自分の言葉で要約・説明できるよう整理してみること.
理解の足りない内容はそのままにせず,質問などして解決に努めること.

【成績の評価】
・基準
人体構造の基礎的事項について,用語を正しく用いて適切に説明できることを合格の基準とする.
筆記試験 (中間・期末) の平均得点が60%以上を合格,60%未満を不合格とする.
筆記試験の成績を最重視するが,出席状況および履修態度,実習レポートの内容も含め総合的に判断し,成績を評価する.
・方法
毎回の出欠席確認と,筆記試験 (中間・期末) を実施する.また,実習に関するレポートを評価する.
出席日数が3/4に満たない学生は,筆記試験を受ける資格を失うので留意すること.

【テキスト・参考書】
テキスト:藤田恒夫著 「入門人体解剖学」 改訂第5版,南江堂
参考書:渡辺皓編著 「図解ワンポイント解剖学 人体の構造と機能」,サイオ出版

【その他】
・学生へのメッセージ
この科目で得られる知識は,看護を学ぶだけでなく,自身を知る,あるいは自身の生活を知る上でも必ず役に立つはずである.
そのことを意識して授業に積極的に臨んで欲しい.
・オフィス・アワー
開講日の授業終了後適宜応じる.

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