看護微生物学
 Microbiology for Nursing
 担当教員:関亦 明子(SEKIMATA Akiko)
 担当教員の所属:医学部看護学科
 開講学年:1年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
病原微生物の種類と特徴、感染経路、ヒトの生体防御機構について学ぶ。
看護職は感染対策において中心的な役割を担っており、さらに指導的な役割を担うことが期待されている。対象者と接するにあたり、自身の感染防止とともに感染予防の観点から正しい知識を身につけ、合理的な対応、対策を行えるように基礎知識の習得を目指す。
・到達目標
① 重要な病原微生物の性質について説明できる。
② 重要な病原微生物の感染経路と感染の予防法について適切に説明できる。
③ ヒトの生体防御機構の基本的な知識を身につける。
・キーワード
病原微生物、感染経路、抗菌薬、院内感染、感染予防、滅菌と消毒、免疫

【科目の位置付け】
根拠に基づいた創造的な看護を実践するための基本となる必須の科目

【授業計画】
・授業の方法
講義と実習
・日程
1)2) 総論、細菌による感染症 総論
3)4) 生体防御機構
5)-7) 細菌による感染症
8)9) 抗菌薬の基本
10)-13) 実習
14) 試験(前半)
15)ウイルスによる感染症 総論
16)-17) ウイルスによる感染症
18) 臨床における感染制御(森兼啓太)
19)-22) 生体防御機構 (関亦正幸)
23)-26) 免疫の異常(関根英治)
27) 真菌/寄生虫
28) 滅菌と消毒(白石正)
29)抗菌薬の臨床(豊口禎子)
30) 試験

【学習の方法】
・受講のあり方
WebClassで事前に配布される資料を参考に自分のノートをまとめよう。授業当日は受け身で話を聞くだけでなく、自分の頭をつかって、疑問を持ちながら受講してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
その日学習したことは、その日のうちに復習してノートを完成させよう。自分だけのまとめノートを作ろう。
また、興味を持った事項について参考書や本で知識を広めたり、深めたりしよう。

【成績の評価】
・基準
試験とレポート点を総合して平均60点以上を合格とする。
・方法
2回の試験と実習レポートによる。

【テキスト・参考書】
<教科書>
● 病気がみえる⑥「免疫・膠原病・感染症」、MEDIC MEDIA
<参考書>
上記の教科書に加えて自分に合う参考書の購入をすすめる。
微生物学:● ミムス 微生物学、西村書店 ● ブラック微生物学、丸善 ● 微生物学 基礎から臨床へのアプローチ、メディカルサイエンス・インターナショナル ● シンプル微生物学、南江堂
免疫学:● Janeway's 免疫生物学、南江堂
● エッセンシャル免疫学、メディカルサイエンス・インターナショナル

【その他】
・学生へのメッセージ
いろいろなことに興味をもって、常に疑問でいっぱいになっていてほしい。
それが解決したときの喜びは大きいものです。学ぶ楽しさを知ってほしいと思います。実習にあたって、実験用の白衣を準備しておくこと。
・オフィス・アワー
随時

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