【授業概要】
・テーマ
総論では、精神医学の歴史、精神症状とは何かを学ぶ。 各論では、統合失調症、気分障害、神経症、器質性・症状性精神障害、児童青年期精神障害、老年期精神障害について講義する。
講義を通して精神医学に関する知識を習得するのみではなく、身体医学でも必要になる患者の心理についても理解する。
・到達目標
精神障害と心理的障害の違いを説明できる。 精神障害と心理的障害への対応の違いを概説できる。 統合失調症、気分障害、神経症の症状、治療について概説できる。
・キーワード
精神疾患、診断、治療
【科目の位置付け】
臨床心理学で学んだ正常な心理発達課題の理解を前提として、病的な心理状態である精神疾患を学ぶ。精神看護学実習に必要な知識を手に入れる
【授業計画】
・授業の方法
講義による。 教科書を用いながら、精神科学に関する知識を習得する。
・日程
総論ならびに主要疾病については担当教官が講義する。 ・精神科学総論 ・統合失調症 ・気分障害 ・神経症 ・児童青年期精神障害 ・老年期精神障害
医学科の神経精神科医が担当する認知症に関する特別講義を1回予定している。
【学習の方法】
・受講のあり方
1年次に学んだ臨床心理学の続編となる講義である。 臨床心理学の教科書・ノートを復習しておくことと教科書を予習しておくことが大切である。
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書や文献に基づいて、新聞報道等を批判的に読み取ること
【成績の評価】
・基準
到達目標に対する筆記試験を行う。 まんべんなく理解しておくことが必要とされる。
・方法
単位認定は全ての講義が終了した後の筆記試験にて、60%以上の成績にて合格とする。
【テキスト・参考書】
渡辺雅幸 専門医がやさしく語るはじめての精神医学(改訂第2版 中山書店)
【その他】
・学生へのメッセージ
精神疾患への治療的対応を学んで欲しい。
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