【授業概要】
・テーマ
与えられた課題に対し、チームで取り組む。 チームワークでの課題解決能力を高め、個人の専門知識を深める。
・到達目標
○課題解決における個人とチームワークの違いを理解し、その役割を果たすことができる。 ○各自の責任を理解し、グループの作業をまとめることができる。 ○人の話を聞き、質問し、評価することができる。 ○与えられた拘束条件の下で、所要の性能を有する装置をグループ内でコミュニケーションをとりながらデザインし、作製することが出来る。 ○コミュニケーション能力を高め、グループ内で積極的に討論することができる。 ○わかりやすい資料を作成し、プレゼンテーションを行うことができる。
・キーワード
目標設定、チームワーク、討論・議論、問題解決、設計の考え方、プレゼンテーション
【科目の位置付け】
学習・教育達成目標:総合的な学習科目であり、学科の掲げる”FACE”
【授業計画】
・授業の方法
全員を3-4名のグループに分ける。学科で指定する場所において、チームでモノ作りの課題に取り組む。その課題を解決するためにチーム内で役割を決めて、議論しながらプロジェクトを遂行する。最後に、成果を報告書にまとめるとともに、プレゼンテーションを行う。
・日程
1.目標設定、課題の設定と進め方、分担 2-3.基本情報の収集 4.収集した情報のプレゼンテーション1 5.試作のための予備学習 6-10.試作機の作製と改良・検討 11-12.作製・調整、プレゼン資料の作成 13-14.プレゼンテーション2 15.表彰と整理
【学習の方法】
・受講のあり方
自ら積極的に調べ、グループで討論し、解を自ら見つけていくものである。教員はアドバイスによるサポートを行う.
・授業時間外学習へのアドバイス
共通の教科書はない。資料・書物を探す能力を実践によって身につけることも大切である。作製・工作では、場所を用意するので、グループで納得がいくまで取り組んで欲しい。 本を読むことは、コミュニケーション能力の向上に役立つので、ジャンルを問わず、できるだけ多くの本を読むようにする。
【成績の評価】
・基準
教員とのコミュニケーション、友人とのコミュニケーション、課題に対する成果、報告書・プレゼンテーション
・方法
科目の達成目標に記載の項目についてグループで課題を課し、以下の基準を満たしたものを合格とする。 グループとして行った発表資料およびプレゼンテーション60点(グループ点)と毎回の作業・報告書の記述40点(個人点)の合計100点満点で、60点以上を合格とする。この授業はチームに与えられた課題を解決するための議論、工作等をを通じて、主体的にかかわることが必要であるので、2回以上欠席した場合には単位が与えられない。
【テキスト・参考書】
飯野弘之「新技術者になるということ」雄松堂,加藤ただし「エンジニアのための開発生活ガイド」講談社(Blue Backs)
【その他】
・学生へのメッセージ
数学、物理の基礎学力を総動員し、必要な情報を収集する技術を使って、課題に取り組むことを期待している。特に、チームワークを重点においているので、お互いが力を出し合って、ひとつのものを仕上げて欲しい。プレゼンテーションに際しては、満足いくように練習するだけでなく、大学院生に聞いてもらって、アドバイスをもらうことは有効である。 チームワークを主体とするので、欠席することは許されない。やむをえない事情で休む場合には、アドバイザー教員に必ず連絡する。
・オフィス・アワー
授業の中で質問できるので、オフィスアワーを設定しない。
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