コンピュータ・サイエンスの領域で頻繁に使われる数学的概念や手法の基礎を修得する。
「離散数学」と呼ばれる分野から、いくつかの話題を取り上げる。これから情報科学を学んでいく中で、それらの基礎となるものをしっかり固める事を目的とする。

(1) 集合演算・論理演算を習得すること
(2) 対応・写像の概念を理解すること
(3) 数学的帰納法・アルゴリズムについて理解すること
(4) ２項関係・順序関係を理解すること
(5) 離散グラフの基本を習得すること

集合、２項関係、写像、論理演算、順序集合、離散グラフ

本講義を基礎とする科目：情報数学I、情報数学II
学習・教育目標の(B)に相当する。

講義及び問題演習

１．集合（2週）
２．対応と写像（3週）
３．帰納法とアルゴリズム（2週）
４．離散関係（3週）
５．順序集合（2週）
６．離散グラフ（3週）
７．期末試験

授業中に出された演習問題を積極的に行い、授業時間内に理解するようにして下さい。

講義ノートとテキストの該当箇所をよく読んで、理解を深めること。
テキスト中の例題も解いてみることが望ましい。

小テスト及び期末試験では『授業概要（到達目標）』に記したポイントを評価します。

小テスト（40点）及び期末試験（60点）を合計し、100点満点で判定します。単位認定は60点以上とします。

小倉久和著：「情報の基礎離散数学」近代科学社, 1999

選択必修であるが、2年次以降の専門科目習得のために、必ず履修すること。
講義内容は、これまでに習ったことがないようなものばかりですので、毎回必ず講義に出席して論理展開を十分に理解すること。

質問等は授業後に受けつけます。