【授業概要】
・テーマ
・農業科教育の方法と授業力向上を目指して ・有為な人材を育成するための農業科教育の方法および高等学校教育の在り方を探る。
・到達目標
・農業高等学校の現状を探り、農業教科の授業に必要な基礎・基本を学び、授業者としての資質を高める。 ・教育実習前の準備講座として必要な知識を習得する。
【授業計画】
・授業の方法
講義、演習(指導案作成と模擬授業)*午前は講義、午後は演習が基本。
・日程
1日目 午前 ・農業高校が求めている教師像 ・学習指導要領の趣旨と要点および今日的課題 ・教科「農業」の目標 ・農業教育の具体的展開 ・農業学習への導入科目(共通履修)のねらいと内容 午後 ・教育課程と各科目の年間指導計画の作成 ・授業指導案の書き方 ・模擬授業の進め方と割り当て ・演習(模擬授業学習指導案作成) ◎「農業と環境」の中から一単元に関わる模擬授業指導案を作成し、20分間の模擬授業を演習する。 2日目 午前 ・共通履修科目のねらいと内容 「課題研究」「総合実習」「農業情報処理」 ・学科の特色づくりと選択科目および学校設定科目 午後 ・プロジェクト学習(課題解決型学習)の展開法 ・学校農業クラブとその充実について ・演習(模擬授業、合評・評価) ◎模擬授業の合評・評価は受講生全員によって行う。 3日目 午前 ・農業教育を支えるもの(農場・職員、実験実習施設・設備) ・生徒の現状と農業学習の方向(授業・学習評価の改善) ・ポートフォリオ評価(プロジェクト学習、課題研究) 午後 ・演習(模擬授業、合評・評価) 4日目 午前 ・農業教育の魅力を高めるための様々な取り組み ・教育公務員および農業教育に関する法規・法令 ・演習(模擬授業、合評・評価) 午後 ・テスト
【学習の方法】
・受講のあり方
農業教育の導入科目である「農業と環境」の教科書を準備するので、その中から学習指導案(20分間)を作成し、模擬授業を行う。
・授業時間外学習へのアドバイス
予習 文部科学省「学習指導要領」<農業編>の各科目について目を通しておくこと。 復習 学習指導案に関わる授業研究。演習における発表や討議・評価に積極的に参加し,授業力を高める学習をする。
【成績の評価】
・基準
平常点、指導案、模擬授業
・方法
平常点 1/3、指導案・模擬授業・合評 1/3、テスト 1/3
【テキスト・参考書】
高等学校学習指導要領の解説(農業編)(海文堂出版)
【その他】
・学生へのメッセージ
教育実習の準備であることを自覚して履修する。
|