農業農村の礎となってきた農地・水利・農村社会の歴史と現状を概観するとともに，水と土を対象とする水土環境科学の多様な内容を紹介する。

水土（すいど）環境の対象である「土（農地）」「水（農業水利）」「人（農村社会）」，およびそれらの統合体としての「水土」のイメージを把握すること。

農地，農業水利，農村，水土環境，農業農村工学

農学の幅広い裾野を学び、コース選択に資する必修科目

「土（農地）」「水（農業水利）」「人（農村社会）」についての総論各１回とコース担当教員が１回ずつ講義を行う。

１ ガイダンス：水土環境科学コースの紹介と本概論の進め方
２ 土と農地をめぐる歴史と現状（安中）
３ 庄内砂丘 形成・農業・環境（安中）
４ 空気と水と緑と大地の環境工学（石川）
５ リンについて （花山）
６ 水（農業水利）の歴史と現状（藤井）
７ 熱帯地域の農業水利事情 （藤井）
８ 撹乱と適応（渡邉）
９ 藤沢周平作品に見る庄内の農業水利の風景（梶原）
１０ 人（農村社会）の歴史と現状（奥山）
１１ 大地の内部を診断する（奥山）
１２ きれいな水、きたない水（渡部）
１３ 水土環境科学が活躍する職場
１４ 講義のまとめと期末試験
１５ 答案の返却と講評

自ら問題意識（疑問）を持って受講することが大切です。

紹介された参考書などを利用すると良い。

授業で紹介する水土環境科学の多様な内容をどれ位理解したかを、期末試験（100点）で評価する。

期末試験問題は授業を行う教員全員から出題される。

講義時に資料配布
必要に応じて、その都度紹介します。

質問があれば，随時代表教員，担当教員に連絡してください。