動物（家畜）の栄養生理学から生命現象と家畜生産との関わりについて学習する。

　農学分野で動物（家畜）生産を学ぶにあたって必要とされる生理学の基礎知識を身につけるため、動物（家畜）の生命現象（消化・吸収・代謝、成長・肥育・泌乳など）について理解し、家畜生産との関わりについて具体的に学習する。

　飼料、反芻、消化・吸収・代謝、成長・肥育・泌乳、環境要因、生産

　本授業では、動物（家畜）の生命現象と生産との関わりを栄養生理学の面から学習し、安全な畜産物の生産に必要な基礎知識を習得する。

　畜産学分野の2名の教員が授業を行う。小レポートなどの提出については各教員の指示にしたがってもらいたい。

　最初（第1回目）の授業の際、授業内容等のガイダンスとレポートを課す。
　動物（家畜）の栄養素の消化、吸収および代謝についての基礎を学び、動物（家畜）の生命現象と生産との関わりについて学習する。
　具体的な以下のような授業内容を行う。
　第2回目　････　動物の体成分と飼料
　第3回目　････　採食と反芻
　第4回目　････　消化機能の特徴
　第5回目　････　炭水化物の消化・吸収・代謝
　第6回目　････　タンパク質の消化・吸収・代謝
　第7回目　････　脂質の消化化・吸収・代謝
　第8回目　････　まとめと試験①
　第9回目　････　成長の生理
　第10回目　･･･　肥育の生理
　第11回目　･･･　泌乳の生理
　第12回目　･･･　肥育における環境要因と生産との関わり
　第13回目　･･･　泌乳における環境要因と生産との関わり
　第14回目　･･･　まとめと試験②
　第15回目　･･･　補足説明と総括

　毎時間とも授業内容を整理するように心掛け、試験などに備えてもらいたい。

　授業内容を整理し、興味ある内容については各自がさらに詳しく調べるなどしてもらいたい。

　動物生理学の基礎知識を身につけ、動物（家畜）の生命現象、環境要因と家畜生産との関わりについて適切に理解できていることを合格の基準とする。

　成績は、試験（70点）、レポート、小レポート、履修態度（30点）から総合的に判定して採点する。

　特に指定しない。
　参考の書籍として、津田恒之「家畜生理学」（養賢堂 1994年）、佐々木康之・小原嘉昭「反芻動物の栄養生理学」（農文協 1998年）など
　（教員より授業内容に関する参考書や文献などは随時紹介する。）

　動物（家畜）における種々の生命現象の関連性、環境要因と生産との関わりについて、そのメカニズムなどを理解してもらうための論理的な思考が要求される。

　昼休みの時間帯ならば研究室にいることが多いので対応できると思う。