【授業概要】
・テーマ
家畜や野生動物、人間を取り巻く環境(特に化学物質による汚染や生育環境の変化)が、1.高等動物の生理機能と生態にどのような影響を及ぼしているのか、2.それらが、私たちの生活にどのように関わっているのか、について広く学び、理解する。
・到達目標
1.環境ホルモンなどの化学物質による生物への影響について、理解する。 2.野生動物の生態と環境要因との関わりについて、理解する。
・キーワード
家畜、畜産物、野生動物、内分泌撹乱化学物質、環境汚染、リスク評価、脳の発達
【科目の位置付け】
食品衛生管理者等資格必要科目の必修科目。
【授業計画】
・授業の方法
講義、質疑応答を中心に行う。課題レポートの提出を求める場合もある。
・日程
第1回:ガイダンス、現代型公害としての内分泌かく乱化学物質について 第2回:環境ホルモンの影響・リスク(主にヒトや野生動物、曝露経路、リスク評価方法) 第3回:内分泌かく乱化学物質と脳神経系1 第4回:内分泌かく乱化学物質と脳神経系2 第5回:内分泌かく乱化学物質と脳神経系3 第6回:環境ホルモン問題への対策1 第7回:環境ホルモン問題への対策2 第8回:第2回~第7回分のまとめ 第9回: 現在の環境問題 第10回:自然環境と生物多様性 第11回:主な日本産野生動物の生息環境(ニホンカモシカ、ニホンジカ、 ツキノワグマ) 第12回:動物遺伝資源の保全・保存 第13回:生産動物(家畜)の飼育環境 第14回:実験動物の飼育環境 第15回:第9回~第14回分のまとめ *第1回のガイダンスのみ4月中に実施し、集中講義日程等を知らせる。非常勤講師のため、講義日程や進捗状況によって、講義内容の一部を変更することがある。
【学習の方法】
・受講のあり方
・不足している専門用語については、各自、予習・復習で理解に努めること。
・授業時間外学習へのアドバイス
特に指定はなし。
【成績の評価】
・基準
出席状況およびレポート課題等で、理解度を総合的に判断し、100点満点中、60点以上を合格とする。再試験は行わない。
・方法
成績評価の方法(成績評価基準)に同じ。
【テキスト・参考書】
特に指定はなし。
【その他】
・学生へのメッセージ
動物機能調節学分野担当の木村先生が、第1回のガイダンスを担当します。
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