【授業概要】
・テーマ
本講義では主に、(1)社会科学における法律のとらえ方、(2)森林・林業に関わる法制度の歴史的展開、(3)森林・林業に関する現代的な問題領域における法律の役割の3点について説明する。
・到達目標
森林・林業に関連する法律(森林法律)のうちの主要なものについて、社会科学の立場から役割や意味を理解したり科学的に分析できるようになることを目標とする。
・キーワード
社会科学、所有権、社会規範、森林法、森林・林業基本法
【授業計画】
・授業の方法
講義形式で進める。
・日程
第1回 森林法律学講義の目標と計画 第2回 社会科学における法のとらえ方:社会規範・ルール・法 第3回 社会科学における法のとらえ方:所有権 第4回 明治・大正期の林野政策の展開と法律1:所有権確定に着目して 第5回 明治・大正期の林野政策の展開と法律2:国有林野を中心として 第6回 明治・大正期の林野政策の展開と法律3:森林の保護・育成に着目して 第7回 大正・昭和前期の林野政策の展開と法律1:大正期を中心として 第8回 大正・昭和前期の林野政策の展開と法律2:戦時統制期を中心として 第9回 森林法と森林計画制度の展開 第10回 林業基本法の展開 第11回 入会林野管理と法律 第12回 森林をめぐる紛争と法律 第13回 国有林野管理と法律 第14回 自然環境保護と法律 第15回 まとめと試験 変更もあり得るので注意すること。
【学習の方法】
・受講のあり方
ほかの社会科学系の授業科目も積極的に併せて受講することが望ましい。理解不足の点や疑問点があれば積極的に質問してほしい。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義中に紹介する文献を読むこと。森林や林業は資源の成長に極めて長い時間を要するため、歴史を理解することが重要である。
【成績の評価】
・基準
所有権の確定、森林計画制度、入会林野近代化など、森林法律に関わる主要なトピックの歴史的経緯と現状を理解すること。
・方法
小テスト40%、試験60%。
【テキスト・参考書】
配布資料を利用する。参考文献は各回の講義時に紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
公務員試験対策に役立つことも授業の目的としている。
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