外国書講読演習
 Seminar of Reading English Books and Papers on Soil and Water Environment Sciences
 担当教員:石川雅也(ISHIKAWA Masaya), 渡部 徹(WATANABE Toru)
 担当教員の所属:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース
 開講学年:2年,3年,4年  開講学期:後期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:農学部食料生命環境学科水土環境科学コース  科目区分:コース必修科目 
【授業概要】
・テーマ
水土環境科学コースに関連する英文文献の読解方法などを中心としたセミナーを、関連分野の教員のもとで行なう。
・到達目標
〈ねらい〉
なんとなく『多分こうだろう』とか、日本語から考えて『こういう意味だろう』という、憶測や願望ではなく、英語はこういう仕組みの言葉だから、『この文はこの意味だ』とか、『これ以外の意味はありえない』という、読み方ができるための知識を提供すること。
〈目 標〉
1)外国語で書かれた論文や資料の取り扱いに慣れる。2)卒業論文研究活動や大学院進学のための問題意識を高める。3)水土環境科学に関する英語文献を用いて、『英語構文の基礎』を分析し、演習を重ねることで、一般的な英文を正確に読める力をつける。4)専門分野に関連した専門知識を学ぶ。
・キーワード
英語、英文読解、農地環境学、水環境工学、水土環境科学、食料生命環境学

【科目の位置付け】
この科目は、英語の構造を正しく捉える方法について、食料生命環境学に準拠した多くの文章に触れながら効率的に演習することによって、幅広い知識を習得するものである。

【授業計画】
・授業の方法
知識を学生に押しつけるのではなく、学生の理解の過程に合わせた説明をする。基礎的な内容の文献を輪読する。『こういうカタチはこう訳す』という短絡した教え方はしない。英語の構造がこうなっており、こういう意味だがら、一例としてこういう訳が考えられるという、事態の本質をついた説明をしたい。
・日程
第1回:講義の進め方とガイダンス
第2~8回:農地環境学分野:担当教員(石川)
1)基礎力の確認と文献講読(英検、TOEIC、TOEFLなどの資格試験問題や大学院入試問題など)、および情報収集。 2)担当教員が独自に作成した『英文に関する構造的特徴-英文読解の要諦-』という冊子(72ページ)をテキストとして使用します。 3)農地工学と農村計画学に関する研究の紹介。
第9~15回:水環境工学分野:担当教員(渡部)
1)基礎力の向上と文献講読、および情報収集。 2)水環境工学に関する研究の紹介。

【学習の方法】
・受講のあり方
セミナー演習形式。1)テキストの内容を読み取り、与えられた時間枠で問題を解く。2)その回答を導いたプロセスを口頭で説明する。3)正しい解答とその導出プロセスを確認する。
・授業時間外学習へのアドバイス
1)宿題として指定された問題は必ず行うこと。2)演習中に間違えた所は、きちんと正解と照合し、納得するまで解き直すこと。3)セミナーで指摘されたことを自分の学習活動や研究活動に活かすように心掛けること。

【成績の評価】
・基準
『小テスト』や『レポート』の結果、『演習への参加意欲』、『履修の態度』および『出席状況』を総合的に判定します。やむを得ない事情がある場合を除き、すべての回の演習に出席することが大前提です。病気、忌引など、やむを得ない事情で欠席する場合には、事前に、あるいは事後1週間以内に、担当教員へ知らせて、当教員から指示を受けてください。ただし、どんな事情があるにせよ、各教員の担当回のうち2回以上欠席した場合は、最終成績を79点満点として評価します。また、各教員の担当回のうち『1/3を超える欠席』は『不可』と評価します。すなわち、どんな事情があるにせよ、1名の教員が担当する全7回の演習うち『3回欠席』した場合は、『不可』になりますので注意してください。
・方法
1)『小テスト80点』+『発表回数+発言回数など演習意欲20点』(石川)
2)『予習も含めた演習意欲70点』+『レポート30点』(渡部)

【テキスト・参考書】
分野ごとに、演習の中で紹介する。

【その他】
・学生へのメッセージ
1)英語の読解が苦手な人、得意だけれどもイマイチ自信がない人が対象です。2)真面目に取り組んで頂けるのであれば、他コースの学生が参加しても結構です。3)本演習を受講することで、日本語能力も高まると思います。
・オフィス・アワー
演習の中で連絡します。

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