人間と世界の関わり(人間を考える)
 Relationship of Human and World (Mankind)
 担当教員:小熊 正久(OGUMA Masahisa)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
人間と世界との関係を、身体、自己、言葉、行動様式という点から考察します。
以下が問題となります。
 * 身体はたんなる容器か?
 * 「自己」というモノがあるのか?
 * 言葉はどのようにして意味をもつのか?
 * ほかの動物と比べたときの人間の行動と環境世界の特質は?

・到達目標
上の観点から人間と世界について考察し、人間が生きていることについてイメージを描けるようになることが目標である。


・キーワード
身体、自己、行動、言語、他者

【科目の位置付け】
この授業は人間と世界の関わりという観点から見ることによって、世界の中での位置を自覚しながら自立的に生きるための動機づけを与えるものである。

【授業計画】
・授業の方法
プリントを配布し、解説しながら授業を進める。以下の順序で、身体、自己、知と言葉、行動の形態、自己と他者といった諸観点から人間と世界の関わりをみます。途中で、必要な哲学の歴史をみます。
・日程
(1回目)  導入
(2.3)   Ⅰ 身体と志向性(自己の身体を考察の出発点とします)  
(4,5)   Ⅱ デカルトの哲学(自己の問題、心身問題を含む)
(6,7)   Ⅲ 自己と実存、そして「世界・内・存在」…中間の課題提示予定
(8,9,10,11)Ⅳ 知と言葉(ソクラテス、プラトン、ロック、ソシュール)
(12,13)  Ⅴ 行動の構造(動物と人間の世界。メルロ=ポンティ)
(14)    Ⅵ 他者(間主観性について) 
(15) まとめ …期末の課題提示予定

【学習の方法】
・受講のあり方
質問・感想を書いてもらう機会を設けるので活用してほしい。
上の「テーマ」にあげた問いを考えながら聴いてほしい
・授業時間外学習へのアドバイス
課題の準備として、テーマごとにまとめて考えてみるとよい。

【成績の評価】
・基準
授業で扱う諸問題について、自分で考察できることが評価基準となる。
それをみるために、課題では、自分の考えを書いてもらう問題を設ける。
・方法
(1)授業参加による。(2)課題(2回提出)。
配分は、課題85%、授業参加15%の予定。

【テキスト・参考書】
テキストは使わない。

【その他】
・オフィス・アワー
月曜:12:00-13:00

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