消費者行動と企業行動―諸分野への適用(人間を考える)
 Consumer Behavior and Firm Behavior (Mankind)
 担当教員:田北 俊昭(TAKITA Toshiaki)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
この授業では、ミクロ経済学の基礎を学んだ上で、都市・地域経済学と情報経済等の各種諸問題を検討する。
・到達目標
社会現象を理解・考察するためのツールとして「ミクロ経済学」を身に付けて、都市と農村のバランスのある発展について都市・農村経済学の考え方、地域イノベーション戦略、情報経済等の議論ができるようになる。
・キーワード
ミクロ経済、都市経済、農村経済、情報経済

【科目の位置付け】
入門

【授業計画】
・授業の方法
以下の計画にしたがって進める。まずは、経済学の入門レベルの学習を行ったうえで、各分野への適用事例を説明する。
・日程
第Ⅰ部 ミクロ経済学の考え方を身につけよう
1.ミクロ経済学入門~ミクロ経済学の論理と方法(第1回)
2.市場機構と需要・供給
 2.1 消費者行動(第2回)      2.2 消費者と需要(第3回)
 2.3 消費者行動と需要曲線(第4回) 2.4 消費者需要理論の応用と拡張(第5回)
3.生産者行動
 3.1 企業行動理論と生産関数(第6回) 3.2 企業行動と費用関数(第7回)
 3.3 企業の長期消費曲線と市場の長期供給曲線(第8回)
4.市場の失敗
 4.1 不完全競争(第9回)   4.2 外部性(第10回)
5.応用
 5.1 情報の経済学(第11回) 5.2 ゲーム理論(第12回)

第Ⅱ部.ミクロ経済学の適用事例(第13・14回)
 都市経済学ー集積の経済・都市構造モデル・都市の階層構造モデル
 農村経済―日本の農産物、地域ブランド農業
 情報経済ー企業行動・消費者行動(電子商取引など)政府の行動(電子政府) 

最後に  第15回 試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
楽しみながらやりましよう。講義に対して、演習問題を解きます。
・授業時間外学習へのアドバイス
学問を更に突き詰めたい学生は、関連の書籍を読んでいただくといいと思う。

【成績の評価】
・基準
基本的には、理解度と応用力に応じて判断する。ミクロ経済学、都市・地域経済学、農村経済学、情報経済の考え方を一通り説明できる状態を合格基準とする。
・方法
試験(80点)及びレポート(20点)、授業中の意欲・授業ノート等(加点の場合あり)で判断する。なお点数配分については変わる場合もある。

【テキスト・参考書】
◯参考書としては、西村和雄『ミクロ経済学入門』
◯ミクロ経済学の適用事例については、資料を用意する。

【その他】
・学生へのメッセージ
本講義の目的としては、経済学が「数学」を道具として社会現象を説明できることを文科系及び理科系問わず知っていただくことが目的である。物理学や数学、工学等の専門分野の教育を受けて、経済学を学習しはじめる学生もいるのです。
・オフィス・アワー
火曜日の12時から13時、火曜日14時30分から15時

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