【授業概要】
・テーマ
本授業では絵画を読み解く方法の基礎を身につけ、絵画を通して「人間」に対する理解を深めることにより、自らの人生を考える力を養うことを目的とする。
・到達目標
1)人物画には制作者だけではないさまざまな人間の欲望が込められていることを理解する。 2)日本文化史について基本的な教養を身につける。 3)絵画を読み解く方法を身につける。
・キーワード
日本美術史 絵画 肖像画 美人画 物語絵 風刺画
【科目の位置付け】
基幹科目である。自分自身を見つめなおし、自らの将来像を描き、自立した人格として生きる力を養うために、自国の歴史と美術に対する理解を深める。
【授業計画】
・授業の方法
人間が描かれた絵画を画像で紹介しながら、テーマとの関連を口頭で説明する。
・日程
日程は以下を予定している。 1 導入 「描く人間」と「描かれる人間」とは? 2 肖像画 信仰と追善から国家のイメージシンボルへ 3 美人画 死者に侍る美人から会いに行けるアイドルへ 4 まとめ
2~3については各々6から7回にわたって講義し、合計15回開講する。
【学習の方法】
・受講のあり方
配布資料で要点を抑え、スクリーンに投影された画像をよく観察しながら説明を聴く。
・授業時間外学習へのアドバイス
今の問題を考えてみましょう。テレビ番組、雑誌、インターネットを通じてやりとりされる画像、さまざまなメディアに人間が表されています。これは何故でしょう。
【成績の評価】
・基準
以下を成績評価の基準にする。 1)絵画を通して人間を考える力が身についたか。 2)日本文化史について基本的な教養が身についたか。 2)絵画を読み解く方法が身についたか。
・方法
以下のものを評価の対象とします。 〇レポート(30点) 〇テスト(70点)
【テキスト・参考書】
授業時間内に教員が作成した資料を配布する。その他、参考となる美術全集などについては授業時間内に紹介する。
【その他】
・学生へのメッセージ
人を理解することは簡単ではありませんが、絵画という目に見える手がかりから、一緒に考えていきましょう。
・オフィス・アワー
特に設けません。訪問前に連絡してください。 メールアドレス koto-s@kdw.kj.yamagata-u.ac.jp
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