化学反応はエネルギー(化学)
 Chemical Thermodynamics(Chemistry)
 担当教員:鵜浦 啓(UNOURA Kei)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(発展)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
化学反応とエネルギーとの関係について
化学反応はエネルギーを生み出すし、エネルギー変換も担っている。エネルギーと化学反応が想像以上に密接な関係にあることを認識してもらう。
・到達目標
化学反応がエネルギーの支配を受けていることを理解する。
化学反応の方向を自分で予想できるようになる。
・キーワード
化学反応 熱力学 エネルギー

【科目の位置付け】
この授業は,化学反応やエネルギーについて様々な視点から理論的に考察することで,健全な批判精神に裏打ちされた幅広い知識を習得するものである。(基盤教育の基本理念)
針」を参照のこと>

【授業計画】
・授業の方法
演示実験などを行いながら、化学反応とエネルギーの関係を熱力学的な手法で説明する
・日程

第1回目 ガイダンス:化学変化とエネルギー
第2回目 「食塩が水に溶ける」を考える
第3回目 熱とは?仕事とは?:熱力学第1法則
第4回目 蒸気機関の効率を100%に出来るか?:カルノーサイクル
第5回目 カルノーサイクルからエントロピーへ
第6回目 エントロピーのイメージ?:熱力学第2法則
第7回目 「自然に起こる変化は自然に元には戻らない」を考える
第8回目 溶鉱炉のしくみ・ふたたび「食塩が水に溶ける」を考える
第9回目 化学電池から取り出せる仕事の最大値:ギブスの自由エネルギー
第10回目 電池の電圧から電位へ:化学反応データベース誕生
第11回目 化学反応はどこまで進むのか?
第12回目 生命のエネルギー効率
第13回目 半導体と光エネルギー:LEDとソーラーパネル
第14回目 光を化学反応で利用しよう:発光、色素増感太陽電池など
第15回目 試験とまとめ


【学習の方法】
・受講のあり方
パワーポイントで示される講義内容をノートに筆記して内容の理解に努める。
・授業時間外学習へのアドバイス
与えられた課題に向けて図書館やインターネットを活用し情報収集や配布資料の事前学習を行い,自分の考えをまとめておく。

【成績の評価】
・基準
熱力学の基礎的な事項について適切に説明できることを合格の基準とします。
・方法
平常点20点+試験点80点

【テキスト・参考書】
「教科書」に教科書は使わない。資料をWebClass などから入手できるようにする。
「参考書」熱力学のことが書いてある参考書ならなんでも良い。

【その他】
・オフィス・アワー
講義で指示する

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