自己理解(キャリアデザイン)
 Self-understanding(Career Design)
 担当教員:松坂 暢浩(NOBUHIRO Matsuzaka)
 担当教員の所属:基盤教育院
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
<自分探しの時間 ~自分らしさを大切にしながら、将来について考える~>
入学したばかりの皆さんにとって卒業後の進路を考えるのはまだ早いのでは?と思っている方も多いと思います。しかし、大学生活はあっという間に過ぎ、気付けば4年生になり、卒業が目の前に来てしまうものです。そこで本授業では、本学が掲げる人生を強く豊かに生きていくための「人間力」を高める事に主眼を置き、最終学年(4年、修士2年生)に納得した進路選択と決定ができるよう、早期から社会性の習得と確立(自立と適応)を目指し取り組んでいきます。内容は、自分自身の過去を振り返り、長所・短所、価値観、志向などについて考え、それらを参加する学生同士が、お互いに語り合うなかで内省し、「自己理解」を深めていきます。また社会で求められる能力として挙げられる「コミュニケーションスキル」を高めていく取り組みも併せて行っていきます。※ここで扱うキャリアとは、広い意味で仕事を通した「人生」「生き方」そのものを扱います。そのために「どのように生きていくのか」、「どのように学んでいくのか」、「どのように働いていくのか」の3つの問いかけを通して考えていきます。
・到達目標
自分に「自信」が持てるよう、以下3点を目標とします。①自己理解が深まり、自分の持ち味(長所や短所を含む)について言葉にできる。②他者の立場に立ち、協力しながらグループワークに取り組むことができる。③「コミュニケーションスキル」(特に聴く力、話す力)を意識し大学生活で生かすことができる。
・キーワード
キャリア、キャリアデザイン、自己理解、コミュニケーションスキル、進路、就職、社会人基礎力

【科目の位置付け】
本授業は、個々人のキャリアについて考えることで、社会を構成し運営する自立した人間として、人生をどう生きるべきか。より良く、より力強く生きようとする力である「人間力」を育成するものです。(山形大学基盤教育の基本方針より)

【授業計画】
・授業の方法
本授業は、座学中心ではなく、自分を見つめ直す機会や気づきや学びを参加者同士が共有(分かち合い)する機会を段階的に提供していきます。そのため個人ワークと併せて、ペア・グループワークを行うなど、頭も体も使う「動きのある授業」になっています。始めは慣れないと思いますが、励まし合い、助け合いながら一緒に取り組んでいきましょう。
・日程
第1回 オリエンテーション(概要と進め方の説明)
第2回 キャリアとは何か?(キャリア、キャリアデザインとは何かについて解説)
第3~5回 コミュニケーショントレーニング(聴く力、話す力を身につける)
第6回 中間の振り返り(これまでの復習)
第7~11回 自分を知る (自分の長所や短所、価値観、志向について考える)
第12回 中間の振り返り(これまでの復習)
第13〜14回 キャリアデザインガイダンス(キャリア教育担当教員によるオムニバス講義)
第15回 まとめ(全体のまとめ)
※履修者との話し合いや外部講師の予定により、授業内容、開催回数が変更になる場合があります。

【学習の方法】
・受講のあり方
授業を通しての「気づき」を大切にしたいと思いますので、主体的な参加を期待しています。また社会人として最低限必要なマナーを身につけてもらうことも目標としていますので、参加にあたってのルールを設定します。
・授業時間外学習へのアドバイス
基本的には授業後に毎回提出してもらう「振り返りシート」の記入を通して、授業の振り返りやこれからの生活の中でどう生かしていくかを考えてもらう時間を取ります。そこで得られた課題を授業外で取り組んでください。

【成績の評価】
・基準
授業に積極的に参加し、そこで得られた学びや気づきを踏まえて、自分の持ち味について言葉で表現できることを合格の基準とします。
・方法
評価の配点は以下とします。①毎回授業終了後に提出頂く「振り返りシート」(40%)、②課題レポート(30%)、
③目標達成度チェック(30%)※無断欠席が3回以上になると、成績評価を行わない場合があります。

【テキスト・参考書】
テキストは使用せず、適宜プリントを配布致します。参考書としてスタートアップセミナーで使用する「なせば成る!」や、オリエンテーションで配布する「キャリアハンドブック」をよく読んでおいてください。

【その他】
・学生へのメッセージ
1)本授業は月曜日と火曜日に同じ内容で複数開講します。都合の良い日程で履修してください。
2)昨年の履修者の感想:「人と話すことに自信がつきました。」「自分を客観的に見て、自分がどんな人間なのかを知ることができた。さらにコミュニケーションがとりやすくなる方法を教えてもらえて、友だちが増えた気がする。」「ワークを中心とでよい授業だったと思います。90分が毎回充実していて受けていて楽しかったです。」「この授業を通して、自分はこういう人間だと伝えられるようになったと自信を持って言える。」「他学部の生徒と交流できたのは大きかった。」「15回の講義を受けて自分でも知らない自分に気づけたと思います。」
・オフィス・アワー
随時対応しますので、小白川キャリアサポートセンター(就職支援室)に来てください。

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