【授業概要】
・テーマ
実践的な日本語運用ができるようにする。現実的な日常場面における「話す」活動を行い、その活動後自分の話し方、表現方法などを振り返り、より適切な日本語の運用ができるようにする。
・到達目標
「話す」活動の基本を身に付ける。
・キーワード
スピーチ、インタビュー、話し合い、ロールプレー、ブックトーク
【科目の位置付け】
コミュニケーション・スキル2。日本語で話す基本的なスキルの習得を目指す。前期のスキルは後期(秋学期)に行う日本人との活動の基礎となる。
【授業計画】
・授業の方法
様々な現実的場面において、学習者自身がこれまで学習してきた日本語を使って活動を行い、その結果を振り返えることを通して、自らの日本語力の増進を図る。
・日程
04月12日 オリエンテーション ロールプレー(1)買い物 04月19日 ロールプレー(2)コンビニで(アルバイトをする) 04月26日 ロールプレー(3)携帯電話ショップで(申し込む) 05月10日 スピーチ(1)私の大学と山形大学(3つのポイントに関して比較説明) 05月17日 スピーチ(2)私の国の国民性(3つのポイントで簡潔、適切に) 05月24日 スピーチ(3)私の町(3つの観点から観光案内をする) 05月31日 インタビュー(1)クラスメイトに質問して、その結果を発表する。 06月07日 インタビュー(2)日本人学生にインタビューする。 06月14日 インタビュー(3)インタビューの結果を発表する。 06月21日 話し合い(1) 例 国際結婚をグループで話し合い、結果を発表する。 06月28日 話し合い(2) 例 原子力発電の是非をグループで話し合う。 07月05日 話し合い(3) 例 夏休み旅行計画を話し合う。その結果を発表する。 07月12日 ブックトーク お勧めの本の内容を、紹介し、勧める。 07月19日 音楽トーク 自分の大好きな音楽を紹介し、勧める。 07月26日 私のお勧め日本語勉強法。
【学習の方法】
・受講のあり方
学習の方法(授業の方法) 日本語で様々な活動を行うことが授業の中心となる。学習活動を実り多いものにするために、授業前後の学習者自身の準備、すなわち、事前準備、課外自主活動、事後の振り返りが必須である。 学習の方法(受講のあり方) 本授業はいろいろな活動を行うことが中心であるから、受講者の意欲的授業参加が必須である。座して教員の話を聞くのではなく、自ら課題を見つけ、それを達成するための具体的活動に自ら取り組む中で日本語を学習する姿勢が望まれる。
・授業時間外学習へのアドバイス
【成績の評価】
・基準
ロールプレー:与えられた課題を適切な日本語を使って達成できる。 スピーチ:具体的説明(比較、違い、詳細)ができる。 インタビュー:インタビュー相手から自分の聞きたいことを適切に聞き出すことができる。 話し合い:明解な理由を基に、自分の主張ができる。 ブックトーク他:自分の話したいことを相手にわかるように話すことができる。
・方法
発表、活動を内容、表現、文法、話し方(音声など)、態度の5項目について、それぞれに活動ごとに評価する。5領域20点×4回の80点、学習態度20点合計100点とする。
【テキスト・参考書】
必要な資料は随時配布する。
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