【授業概要】
・テーマ
医学と社会、医学・医療における基本原則、医学の基礎
・到達目標
①社会の中で医学・医療が果たす役割を意識する。 ②医学研究や医療行為を推進するために、考慮すべき規範や原則の概略を理解し、良き医学者・医療人となるための基盤を養う。 ③医学の学問としての概略を理解して、医療学や医科学の考え方の基礎を養う。 ④上記①~③についてデーターをまとめ自らの意見を表現するための方法について理解する。
・キーワード
サーチマインド、生命倫理、医師の義務と裁量、患者の権利、インフォームド・コンセント、基礎医学、臨床医学、社会医学
【科目の位置付け】
本科目は医学学習の序論的内容である。取り上げるテーマは、この授業で終わるものではなく医学教育6年間全体に関わるものと認識されたい。
【授業計画】
・授業の方法
講義および課題を与えてそれに対する討論を行う。また、レポートを作成する。
・日程
講義時間:水曜日8:30~10:10 講義内容(予定) 4月13日 オリエンテーション、 4月20日~5月18日 医学・医療と社会、5月25日~7月6日 医学・医療の基本原則(医学史、医学倫理、患者の権利、医師の義務と裁量、インフォームド・コンセント)、 7月13日~7月20日(学生生活総論)、7月27日 総括
【学習の方法】
・受講のあり方
内容が正しいか誤りかは問わない。積極的な討論への参加を期待する。さらに、知識を受動的に取得するのでなく、考える学習で臨むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
基盤教育科目や医学専門教育科目で学んだ内容との、有機的連携を図ること。
【成績の評価】
・基準
レポート及び討論内容より判断し、社会の中で医学・医療が果たす役割、医学研究や医療行為を推進するために考慮すべき規範や原則の概略を理解しているか、医学の学問としての概略を理解しているか、さらに能動的に演習に参加しているか等を評価する。
・方法
4分の3以上の出席がない場合は不合格とする。レポート及び討論の内容を点数化して評価する。配分は単元により異なる。
【テキスト・参考書】
なせば成る 山形大学基盤教育院編 山形大学出版会
【その他】
・学生へのメッセージ
ここに取り上げるテーマや課題は、入学直後に取り組むのには、抽象的な内容を含むものである。しかし、医師や医学者として道を歩むに当たり、常に念頭に入れておかなければならないテーマであり、かつ将来必ず直面する問題である。積極的に学習することを期待する。
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