【授業概要】
・テーマ
良き医療人に成長するための基盤を学ぶ。看護学の専門教育を受ける手助けとなる知識・技能・態度を学習する。 1)医療の実際を知る: 医療とは、病気と病人を取り扱う信条・理論・技術・制度などにより構成される一つの体系である。 2)科学する目を養う: 客観的な情報の把握は、医療人として最低限必要な能力であり、必要な知識・技能を習得する。 3)人間について考え、自己洞察の機会とする: 医療の現実を目の当たりにして、命について考えることで、自己洞察をするきっかけを与える。
・到達目標
①医療への思いを深める ②看護学科を知る ③医療を学ぶ基盤としての論理力・態度を養成する
・キーワード
医療、科学の目、生命、看護職者の将来展望
【科目の位置付け】
2年次以降の実習で必要な、基礎能力(医療人としての論理力と態度)を身につける。
【授業計画】
・授業の方法
演習を中心とする。
・日程
1. オリエンテーション(1コマ):武田美言先生および担当者 ・本教科の目的を知ると同時に、看護学科で学ぶ態度・姿勢について学ぶ。 2. 先輩を知る(1コマ) ・4年次看護教育学において、教育対象者を経験する。 3. 事実を客観的に知る(8コマ) ・事実を把握する方法論 ・レポートの書き方(医療における文章の書き方) 4. 医療の最先端を知る(2コマ):看護部長 ・医療最先端の取り組みを知り、学ぶ態度を養う。病院見学を行う。 5. 命について考えることから、自己を見つめる(2コマ):東谷慶昭先生 ・自己洞察の機会をあたえることを考える。
【学習の方法】
・受講のあり方
参加型の授業であるから、積極的に発言することを求める。 附属病院見学を予定している。
・授業時間外学習へのアドバイス
作文の書き方、原稿用紙の使い方の勉強が、レポートに役立つ。 社会常識(参考書を参照)を知ることも必要である。附属病院見学を予定しているので、みだしなみについても指導を行う。
【成績の評価】
・基準
①医療への思いを深める ②看護学科を知る ③医療を学ぶ基盤としての論理力・態度を養成するの各項目について、レポートを提出してもらう。このレポートはテストと同程度の勉強時間がかかるように作問される。 レポートの平均得点が60%を超えれば最低条件とする。なお、授業に対する態度や積極性も平常点として加味することがある。
・方法
医療を学ぶ基盤としての論理力に60%を配点する。また、他人が読んでわかるコミュニケーション力に残る40%を配点する。 よって、他人のレポートの丸写しは、双方とも不合格とする。題意に合致しないレポートや、論理に矛盾があるレポートは採点しない。 遅刻やレポートの提出遅れは再試験に準じて減点とする。
【テキスト・参考書】
教科書: 成さねばならぬ(共通教科書) 参考書: まんがでわかるよのなかのルール(小学館):附属病院見学の際に遵守できること 日本語検定のガイドブック・練習問題
【その他】
・学生へのメッセージ
医療人として必要な論理力は、高校までに求められてきたことより質・量ともにレベルが高い。よって、本科目は、1年次において、最もハードルが高いことを留意されたい。
・オフィス・アワー
授業日の昼休み(12:00〜13:00)
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