【授業概要】
・テーマ
コンピュータとネットワークによる基本的な情報処理機能の仕組みと活用法を文書作成や表計算などのソフトウェアを使った実践を通して学び、コンピュータ・リテラシーを高める。
・到達目標
コンピュータとネットワークを利用したメール、ブラウザ、ウェブサイト、ワープロ、表計算、プレゼンテーションなどに関するソフトウェアの機能を理解し、適切に安全な活用ができる基礎を身につける。
・キーワード
情報処理、コンピュータ、インターネット、コンピュータ・リテラシー
【科目の位置付け】
コンピュータとネットワークによる情報処理機能を理解し活用する基礎的な能力は、学習や研究において必要な情報の検索・整理・共有・発信あるいは報告書などの作成・発表などで広く活かしていくことができる。
【授業計画】
・授業の方法
この授業用に作られた教科書に沿って実例を含めた説明を行い、演習によりスキル向上をはかり、授業支援システムを活用した課題解決、質疑応答、クイズなどで理解の確認をする。
・日程
(以下、発展部分を含む。進捗状況に応じて適宜変更することがある。) 1.イントロダクション(演習の進め方、受講の心構え、コンピュータ操作上の注意) 2.コンピュータ、ネットワーク、情報処理の基本的な考え方 3.コンピュータの基本的な扱い方(メモ帳を使ってキーボードの操作と日本語入力) 4.電子メールの仕組みと使い方(プロトコル、ヘッダ、メール・サーバ) 5.ブラウザの仕組みと使い方(ブラウジング、検索) 6.ウェブ上の文書の理解と活用(HTML、PDF、TeXなど) 7.コンテンツの理解(テキスト、画像、音、スタイル、プログラム) 8.文書の作成方法(論理構造と物理構造、エディタ、ワープロ) 9.プレゼンテーションの方法(PowerPointの利用) 10.表計算ソフトの利用方法(データ入力、セルの操作、関数、グラフ) 11.UNIX入門(シェルによる遠隔操作、エディタの操作、ファイル転送) 12.ネットワークの仕組みと理解(サーバ、ウェブ、IPアドレス) 13.コミュニケーション・ツールの活用法と注意点(ブログ、掲示板、ソーシャル・メディア) 14.インターネット及びコンピュータの利用を巡る問題(マルウェア対策、著作権等) 15.まとめと試験(コンピュータに関する知識、コンピュータの操作)
【学習の方法】
・受講のあり方
コンピュータを扱う上での「読み書きそろばん」とも言うべき基本的な能力を高めていくために、授業及び課題に主体的に取り組む意欲と姿勢が大切。授業時にとるノートも、自らの情報処理能力向上に役立てる。
・授業時間外学習へのアドバイス
教科書の内容を読んでノートをとり、質問などをメモしておく。授業時のノートを見て、授業の内容を振り返り課題に取り組む中でまとめていく作業をし、また、授業支援システムでの掲示板などを利用した質問や意見の交換を通して理解を深め発展させていく。
【成績の評価】
・基準
授業及び授業支援システムでの参加度・貢献度(議論・質問・意見など)、課題への取組、自己評価、クイズ、試験(中間、期末)において、特に基礎的な内容について適切に理解し、また、基本的な演習を的確に実施するスキルを示すこと。
・方法
授業(授業支援システム)での取組(20%)、提出課題(演習、レポート、自己進捗記録)への取組(30%)、クイズ及び中間試験(20%)、期末試験(30%)の評価項目の合計を以って評価する。
【テキスト・参考書】
テキスト: 1.山形大学情報処理教育専門委員会編、情報処理テキスト 参考書: 1.情報教育学研究会情報倫理教育研究グループ著:インターネット社会を生きるための情報倫理(実教出版、2013年) 2.こもり まさあき、赤間公太郎著:Webデザインの新しい教科書 改訂新版 基礎から覚える、深く理解できる。〈HTML5、CSS3、レスポンシブWebデザイン〉(エムディエヌコーポレーション、2016年)
【その他】
・学生へのメッセージ
楽しく且つ楽をしないで自らの実力を高めて下さい。
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