スタートアップセミナー(地域教育文化学部・地域教育文化学科)
 Start-up Seminar
 担当教員:中西 達也(NAKANISHI Tatsuya)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科異文化交流コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 犯罪や不正に巻き込まれないために
 ・逸脱行為の構造,並びに,自身のありかたについて考える。
 卒業研究につながる様々な手法について
 ・各自が具体的なテーマを設定し,主題文を書く課程を通して課題探求能力を養う。
 ・主題文と整合性がある章立てに基きレポートの作成ができるようになる。
 ・演習・実習を通し,卒業研究(卒業論文)に必要な基礎的知識や技法を習得する。
・到達目標
 ・初年次の大学生が出会うことの多い逸脱行為(不祥事)の構造を理解し,自分自身のあり方や大学生活の作り方に活かせるようになる。
 ・自分自身でテーマを設定し主題文が書けるようになる。扱いやすいテーマの設定は重要です。
 ・主題文と整合性のある章立てを考えることができるようになる。
 ・文献・資料を収集するための情報検索ができるようになる。
 ・文献・資料の引用を明記し論を進めるレポートが作成できるようになる。
 ・引用文献等の記述ができるようになる。
 ・異文化交流コースで行われている卒業研究構想発表会・中間発表会で用いられる発表資料の書式について理解できるようになる。

【科目の位置付け】
 基盤教育は,「導入科目」「基幹科目」「教養科目」「共通科目」「展開科目」で構成され,この授業は「導入科目」に位置付けられています。大学教育や大学生活への円滑な接続を図り,自立して学ぶ姿勢を身につけさせるものであり,課題の探求などおもしろさを実感させながら,大学での学習技能や生活技能を育てるために,必修科目である「スタートアップセミナー」の授業が開講されます。

【授業計画】
・授業の方法
 授業の方法は,一対多の講義,演習,並びに,実習となります。ただし,「§犯罪や不正に巻き込まれないために」はワークショップ形式で実施します。
・日程
項目及び回数を上げると次のようになります。
§犯罪や不正に巻き込まれないために(1回)
§概説(3回)
・教科書1章;学びの技法,4章;レポートを書く,5章;調査・情報収集の方法を用いて,主題文,引用文献の記述,情報収集について概観する
§情報検索(5回)
・インターネット上の情報を探す;重要な検索エンジンの使い方
§主題文の設定とレポートの作成(6回)
・レポート(論文)本文における引用の記述と,引用文献リストの作成
・ワープロ上で求められる文書書式

【学習の方法】
・受講のあり方
 当たり前のことですが,授業に遅刻・欠席をしないこと,手を抜かず丁寧に学習することが一番です。
・授業時間外学習へのアドバイス
 宿題が出された場合にきちんとこなしておく常識的な内容です。
 記憶がさめやらぬうちに学習した部分を確認しておくことが重要です。

【成績の評価】
・基準
 主題文とレポートの構成の整合性があるか,引用箇所と自身の意見・見解の区別が明確か,引用文献の記述が的確か,指示されたとおりの書式になっているかが成績評価の基準です。なお,単位の修得には,開講時数の2/3以上の出席が必要です。
・方法
 基本的にレポートで評価します。主題文とレポートの構成に整合性があるか,引用箇所と自身の意見・見解の区別が明確か,引用文献の記述が的確かの内容に関する部分が50点,タイトル,所属,本文,注,引用文献に関し,指示通りになっているかの書式に関する部分が50点です。授業参加・態度点として,±20点があります。

【テキスト・参考書】
 山形大学基盤教育院編(2013)『スタートアップセミナー 学修マニュアル なせば成る!』改訂版(2013/02),山形大学出版会:山形市。ISBN978-4903966137

【その他】
・オフィス・アワー
 特定されたオフィスアワーの時間は設けません。可能な限り随時受け付けます。諸君の放課後は,教員は会議等で,すれ違いとなることが多いです。不在の場合には,連絡黒板とメモ用紙がありますので活用願います。学生番号,氏名,連絡先,受講クラス曜日・校時,内容等を記しておいてください。こちらから連絡します。

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