【授業概要】
・テーマ
「英語の読解能力を養成する授業である。」が英語(Ｒ)における共通のテーマです。
この授業では，平易な語彙で論理的に書かれた英文を読解するための基礎的な能力を養成するために，動詞の型，基本動詞の句動詞(多語動詞)を学習します。
動詞の型は，皆さんには文型という用語でなじみが深いかもしれません。また，句動詞(多語動詞)とは，動詞に down, off, out, up のような副詞や at, for, with のような前置詞が結びついて，一つの動詞のような働きをするものをいいます。
・到達目標
「一般的な語彙で書かれている社会，文化，生活などさまざまな話題を扱った文の大意をつかむことができる。身近なテーマについて，平易な語彙で書かれたエッセイや新聞記事などを読んで，内容を把握することができる。」が英語(R)Ⅱの目標です。
これらの目標に近づくために，授業では動詞の型について確認して行きます。この確認作業では，英文構造を把握するために必要な基礎的事項，辞書の説明を読むために必要な基礎的な文法用語を身につけます。
続いて，基本的な動詞における句動詞(多語動詞)を扱います。実は，我々日本人は，一語の動詞の意味はわかる場合でも，英米人にとっては易しい基本的な句動詞(多語動詞)の表現はとても苦手です。これらは普通に頻出しますので，英文を解釈するために避けて通れない部分です。学ぶ過程で，その語句が使われている状況を考え，基本動詞の意味と副詞･前置詞のイメージから句動詞(多語動詞)の意味を導き出すことを身につけます。
・キーワード
動詞の型，基本動詞の句動詞(多語動詞)
【科目の位置付け】
「大学での学修や研究および社会生活において必要とされる英語の，実践的な基礎力を養成する（基盤教育の基本方針より）。」(英語Ⅱ(中級))
【授業計画】
・授業の方法
１対多の演習形式の授業となります。当てられたときに慌てないように予習が必要です｡
・日程
第１回 オリエンテーションを中心に
第２回から第９回 動詞の型；確認テスト(中間テストと呼びます)･解説を含みます。
第１０回から第１５回 教科書から１２語中６語の動詞；確認テスト(期末テストと呼びます)･解説を含みます。また，残った動詞の解答提示を行います。
【学習の方法】
・受講のあり方
動詞の型の授業では，予習＜復習のウエイトとなります。教科書を使用しての授業では，予習＝復習のウエイトとなります。
授業に遅刻・欠席しないことが一番です。
・授業時間外学習へのアドバイス
アルク小テストを踏まえての予習が必要です。
判らない語句を調べておく等，常識的な内容です。
試験に備えて記憶がさめやらぬうちの復習が不可欠です。
【成績の評価】
・基準
２／３以上の出席者に対し試験で評価します。合格には試験で60％以上の成績が必要です。
・方法
TOEIC 20％・アルク小テスト10％，中間テスト40％，期末テスト30％で評価します。
【テキスト・参考書】
プリント使用及び Pick Up Basic Verbs and Push Up Your Test Scores, 松柏社。
【その他】
・オフィス・アワー
特定されたオフィスアワーの時間は設けません。可能な限り随時受け付けます。諸君の放課後は，教員は会議等で，すれ違いとなることが多いです。不在の場合には，連絡黒板とメモ用紙がありますので活用願います。学生番号，氏名，連絡先，受講クラス曜日・校時，内容等を記しておいてください。こちらから連絡します。
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