英語(R)
 English (R)
 担当教員:小関 文典(KOSEKI Fuminori)
 担当教員の所属:人文学部非常勤講師
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:1単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
英語の読解能力を養成する授業である。
・到達目標
 平易な語彙で論理的に書かれた英文を読解するための基礎的な能力を身につけ、一般的な語彙で書かれている社会、文化、生活などさまざまな話題を扱った文の大意をつかむことができる。身近なテーマについて、平易な語彙で書かれたエッセイや新聞記事などを読んで、内容を把握することができる。
・キーワード
音読・暗誦

【科目の位置付け】
 大学での学修や研究および社会生活において必要とされる英語の実践的な基礎力を養成する。(英語II(中級))

【授業計画】
・授業の方法
 授業では前もって指定された学生が本文の朗読と内容の解釈を発表してもらう。用書は全部で24課から成っており、各課には各課のトピックスにまつわる100語に満たない程度で書かれた話題提供文が4つ載っている。英文は難しくないので、速読と朗読に力を入れて指導する。なるべく多くの学生に当たるように進める。1回の授業で2課進みたい。
 なお、単語力に偏りが出なように、15分程度の小テストを授業はじめに行う。前もって単語集のプリントを毎授業時に配付する。
・日程
 教科書は24課からなるので毎回2課ずつ進め、中間と最後の回に試験を行う予定。学籍番号順になって座ってもらう。各課は6つのSectionで構成されている。§.Iは、その課のトピックの内容を解説した導入部に当たる話題提供文4題。§.IIは、その課のトッピック応用会話。§.IIIは会話中の語法解説。§.IVは語彙や成句を使った例文。Section §.Vは §.IVの例文を基にした英訳練習。
 授業では時間の関係上、§.1と2だけを扱う。前もって指定しておいた学生に本文の英語らしい朗読と正確な解釈・訳読を目指して予習した成果を発表するという形で進めるが、クラスの状況によっては最適な方法に調整することもある。
1回目:Lesson1.“The Big Top” 今ではちょっと古いサーカスの話。サーカスに身を置く歴史的な人間模様が語られる。 
2回目:Lesson2.“It’s in the Bag”:話は猫の好奇心から。Lesson3.“Killing with Kindness”:親切は仇にもなる。
3回目:Lesson4.“University in America” Lesson5.“Zoo and People”:古代・現代の動物園と人間たち。
4回目:Lesson6.“Philanthropy and the Volunteer Spirit” Lesson7.“Newton’s Apple”:ニュートンとりんごと情報。
5回目:Lesson8.“Vacation Time”:休暇と言えば旅。知識も準備を。Lesson9.“Leg Pulling”:日常の憂さ晴らし色々。
6回目:進度・方針調整
7回目:Lesson10.“The United States’ National Parks” Lesson11.“The Variety Show”:ドラマの発祥とエンタメ効用。
8回目:Lesson12.“It’s a Small World”  Lesson13.“The Great Dream of the 21th Century ”:東京ロンドンを鉄道で!?
9回目:Lesson14.“Halloween” Lesson15.“Do as the Romans Do ”:郷に入れば郷に従え。
10回目:Lesson16.“A Mystery Story”: 怖い物好き。ポー、ホームズ。 Lesson17.“An Interview”:面接試験。
11回目:Lesson18.“Patients and Pills”:魔術・医術・薬・遺伝子 Lesson19.“Home Entertainment”:家の方が面白い。
12回目:Lesson20.“Freedom of Speech”:差別語・言論・ガリレオ。Lesson21.“Brush and Palette”:芸術とその時代。
13回目:Lesson22.“Fiddle and Fifes”:世は音楽に満ちあふれ。Lesson23.“The Good Idea Club”:東京裏町表通り。
14回目:Lesson24.“The Tower of Babel”:言葉、言葉…英語。
15回目:期末試験

【学習の方法】
・受講のあり方
・授業には予習をして臨むこと。(第1回目から行います!!) ・辞書は必携です。電子辞書でよい。・発言するときは、はっきり聞こえる声で「・・・です」、「・・・だと思います」」など語尾を大きな声ではっきりと表現すること。平常点評価観点の一つです。
・授業時間外学習へのアドバイス
 予習時は必ず音読を何度も何度もして下さい。各課の話題提示文の一つぐらいは暗誦出来るようになるまで音読して下さい。用書にはCDが付いているので何回も何回も聞いて音読練習をして下さい。CDの音読速度が遅いと感じるかも知れませんが、しっかり聞き取れる速度の方がしっかり身に付きます。次の英語(意味)を予測しながら何度も聴解・音読して下さい。

【成績の評価】
・基準
・筆記・朗読試験:英文構造の理解度、訳文の的確さ、英語らしい朗読が出来るか、などの観点から評価する。
・平常点:英語らしい朗読が出来るか、明瞭には発表出来るか、説明出来るか、当てられた時に沈黙せず、即座に応答出来るか、居眠りをしていないかなど、受講態度、英語力の伸長度を総合的に評価する。
・方法
・筆記・朗読試験:60%。平常点:20%。・TOEIC: 20% 

【テキスト・参考書】
William Clark著 『アメリカ口語教本』 研究社 3240円

【その他】
・学生へのメッセージ
 用書は高価ですが、CD3枚附きです。1人ででも会話、読解・聴解、作文を総合的に勉強できます。教室にはどれか一つは英文を暗誦・朗読発表しに行くという位によく読み込んで出て来て下さい。友達同士での勉強会もお薦めです。

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