スタートアップセミナー(人文学部・人間文化学科)
 Start-up Seminar
 担当教員:柿並 良佑(KAKINAMI Ryosuke)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
大学における学びへの招待――人間文化学科の場合
1.卒業後の自分を見据え、大学の4年間の学習イメージを確立する。
2.大学生活における基本的モラルを自覚する。
3.具体的なテーマに取り組むことを通じて,課題探求能力を養う。
4.実習をとおして,大学で学ぶための基礎的な技法(情報収集,口頭発表,グループワーク,レポート作成)を習得する。
・到達目標
1.山形大学や学部,学科の特色について理解を深めるとともに,4年間の学生生活と卒業後の自分について具体的なイメージをもつ。
2.初年次の大学生が出会うことの多い犯罪や不正行為の構造を理解し、自分自身のあり方・大学生活の作り方を考える。
3.自分の関心のあるテーマを設定し,情報・資料収集を行い,レポートを作成して発表できるようになる。
4.グループで共通のテーマに取り組み、討論や議論を通じて理解を深められるようになる。
5.文献・資料を理解し,読み込む力(読解力)を身につける。

【科目の位置付け】
導入科目 スタートアップセミナー

【授業計画】
・授業の方法
初回はクラス担任との懇談会をかねます。その後,以下のような作業を行います。
・各自が調査・研究テーマを選定し,独自の調査を行い,調査結果の口頭発表を行う。
・発表内容に関してクラス全員で討論を行い,その内容を踏まえて,レポートを作成する。
・また,口頭発表やレポート作成を準備する中で,附属図書館の利用方法なども学習する。
・日程
1.授業履修計画の立て方
2.口頭発表・レポート作成手順の学習
(1)テーマの選定
(2)資料の収集(文献の探し方,図書館の利用方法,その他の多様な情報源の活用)
(3)実際の研究・調査
(4)発表資料,発表原稿(メモ)の作り方
(5)レポートの書き方(構成,記述の約束事)
3.口頭発表の実践
4.レポート作成(学期末に提出)
5.ワークショップ「安全な学生生活を送るために」

【学習の方法】
・受講のあり方
調査・研究発表は各自が必ず1回以上担当し,発表の仕方や資料作成の要領を,体験的に学習します。
また,レポートも必ず1回は作成し,論述の仕方や書式等の学習内容を実践します。
・授業時間外学習へのアドバイス
原則的に,担当教員から各回の授業内容に応じた指示がありますので,その内容にしたがってください。

【成績の評価】
・基準
口頭発表では,発表者の準備内容(発表内容・資料)・発表方法と,聞き手の理解度・議論への貢献度を中心に評価します。レポート作成では,内容(分析力や思考力を含む)と,文章構成や表現の約束事を守っているかを中心に評価します。
・方法
出席および授業への積極的な参加状況40%,口頭発表30%,レポート30%

【テキスト・参考書】
教科書:山形大学基盤教育院編『スタートアップセミナー学習マニュアル なせば成る!改訂版』(山形大学出版会)。参考書については,担当教員から適宜指示があります。

【その他】
・学生へのメッセージ
8人の担当教員それぞれのクラスに分かれて,授業を行います。クラス編成は,前期開始時のオリエンテーションの際に発表します。1年生にとっては,平成29年3月末までの間,それぞれの担当教員が「アドバイザー」になります。

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