スタートアップセミナー(工学部・電気電子工学科)
 Start-up Seminar
 担当教員:松下 浩一(MATSUSHITA Koichi)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)電気電子工学分野
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
今まさに足を踏み出そうとしている技術者の世界とはどのようなものか、電気電子技術者の社会での役割となにか、大学におけるあるいは技術者として必要な自己管理・時間管理技術、コミュニケーション能力・英語力の必要性、文書の書き方等について議論し、
★チームに分かれて設定した課題解決に取り組むブレインストーミングとまとめのプレゼンテーション、
★電気回路の基礎の講義及び演習・実習とレポート提出等を実践する。
 これらの実践を通し,電気電子工学科に入学した目的意識を維持し、自分で自分を管理する能力を養うとともに、専門科目である電気回路への円滑な移行を促す。
・到達目標
 自己目標を設定することができる。
 技術者の社会における役割を理解し、その内容についてまとめることができる。
 与えられた拘束条件の下で、所要の性能を有する装置をグループ内で
 コミュニケーションをとりながらデザインし、作成することができる。
 課題に対し、自分の考えを決められた長さで明確に書くことができる。
・キーワード
自己管理技術、知的生活の方法、プレゼンテーション、チームワーク、問題解決

【科目の位置付け】
学習・教育達成目標A~Dとの対応:コミュニケーション能力 C●

【授業計画】
・授業の方法
毎回、講義中にテーマに関連して出される課題に一人あるいはグループで取り組む。
・日程
 1.履修ガイダンス
 2.米沢キャンパス見学会
 3.犯罪や不正に巻き込まれないためのワークショップ(その1)
 4.犯罪や不正に巻き込まれないためのワークショップ(その2)
 5.自己紹介・電気技術者の社会での役割・英語
 6.自己管理技術、文章の書き方
 7.新聞の要約
 8-15.電気回路の基礎の講義及び演習・実習
 16.まとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
前半は,学生生活のスタートアップについてと,テキスト「なせば成る!」に沿って自己実現の方法に関するテーマについてそれぞれ数回づつ、学生自身が主体的な取り組みを行う。毎回課題が設定されるので、自ら積極的に取り組む。後半では,電気回路の基礎について講義と演習・実習をとおして学ぶ。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義の前半は,復習としては指示された課題のレポートを作成し,予習としてはテキストの指示された範囲および指示されたプリントを授業前に読んでくる。講義の後半は,指示された電気回路のレポートを作成することを復習・予習とする。

【成績の評価】
・基準
 1)自己管理技術,知的生活等の授業で得られた知識や経験に基づいて,自己目標を設定できることを合格の基準とします。
 2)技術者の社会における役割を理解し,その内容についてまとめることができることを合格の基準とします。
 3)グループ内でコミュニケーションをとりながら,決められた長さで自分の考えをまとめ,発表できることを合格の基準とします。
 4)電気回路の基礎の学習,演習・実習に積極的・能動的に取り組むことができることを合格の基準とします。
・方法
 1)レポート点50点,課題作成および発表点50点の得点の合計を持って評価する。
 2)ただし,この講義はチームによる課題の解決や討論に主体的に参加する必要があるので,3回以上欠席した場合には単位を与えない。

【テキスト・参考書】
山形大学基盤教育院編「スタートアップセミナー学習マニュアル なせば成る!」山形大学出版会 864円

【その他】
・オフィス・アワー
松下(matsu@yz.yamagata-u.ac.jp)

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