スタートアップセミナー(工学部・情報科学科)
 Start-up Seminar
 担当教員:野本 弘平(NOMOTO Kohei),深見 忠典(FUKAMI Tadanori)
 担当教員の所属:大学院理工学研究科(工学系)情報科学分野
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
大学での学び基礎の基礎
1.卒業後の自分を見据え,大学の4年間の学習イメージを確立する.
2.具体的なテーマに取り組むことを通じて,課題探求能力を養う.
3.実習を通じ,大学で学ぶための基礎的な技法(情報収集,口頭発表,グループワーク,討議,レポート作成)を習得する.
4.情報倫理,技術者倫理の基礎を学ぶ.
・到達目標
1.山形大学や学部・学科の特色について理解を深めるとともに,4年間の学生生活と卒業後の進路についてイメージを描けるようになる.
2.自分の関心のあるテーマを設定し,情報・資料収集を行い,レポートを作成し発表できるようになる.
3.グループで共通のテーマに取り組み,討論や議論を通じて理解を深めたり,共同でレポートをまとめたりできるようになる.
4.文献・資料を理解し読み込む力(読解力)を身につける.
・キーワード
ノートの取り方,発表のしかた,情報倫理,技術者倫理,グループ発表

【科目の位置付け】
学習・教育目標の(E)に相当する.

【授業計画】
・授業の方法
情報科学科26組所属の者が受講する.講義が主体であるが,グループによる発表や討論も行う.
・日程
(以下の日程はあくまで予定であり,変更もありうる)
第1週:ガイダンス。講義全体の説明。自己紹介(野本,深見)
第2週:米沢キャンパス見学(講義とは別の日に設定するが参加は必須)
第3週:犯罪や不正に巻き込まれないためのワークショップ
第4週:学びの技法(読解力やノートの取り方)
第5週:プレゼンテーションを学ぶ(発表のしかたなど)
第6週:レポートの書き方
第7週:知的財産権入門
第8週:インターネットの光と影(ここまで深見が担当) 
第9週:技術者倫理(教材視聴:メモを取りながら内容を理解)
第10週:技術者倫理(グループ討論:何が問題なのか?,費用便益分析)
第11週:技術者倫理(グループ討論:インフォームドコンセント,功利主義)
第12週:技術者倫理(グループ討論:過失と欠陥,製造物責任)
第13週:技術者倫理(グループ討論:公益通報,個人と組織との問題)
第14週:技術者倫理(グループ討論:現実の問題を扱う)
第15週:技術者倫理(グループ討論:今後いかに情報を学び社会に活用して行くか)(ここまで野本が担当)

【学習の方法】
・受講のあり方
まず1時間半の講義に耐えられる体力をつける.講義をよく聞くとともに,自主的に積極的にかかわることが求められる.
・授業時間外学習へのアドバイス
テーマによって予習が必要になる場合はあらかじめ指示するので予習すること.
学んだことをその日のうちに復習してしっかり身につけること.

【成績の評価】
・基準
レポート,ミニットペーパー,発表内容,討議,グループ発表が到達目標を達成しているかどうかが合格の基準です.
・方法
平常点28点,レポート,プレゼンテーション点9点×8回=72点計100点.60点以上合格.ただしレポートが1回でも未提出の時は不合格にします.

【テキスト・参考書】
・山形大学基盤教育院編:スタートアップセミナー学習マニュアル なせば成る(改訂版) (2013)
・木下是雄:理科系の作文技術,中公新書624 (1981)
・杉原厚吉:理科系のための英文作法,中公新書1216 (1994)(以上テキスト)
・藤本温編著:技術者倫理の世界(第3版),森北出版 (2015)(参考書)

【その他】
・学生へのメッセージ
講義中の出入り,私語は厳禁.講義中のスマホや携帯へのアクセスなどは,討論の際に指示を行って使用を許可する場合以外は厳禁.
・オフィス・アワー
野本:水曜日16:00〜17:00(米沢8-307)(予定)
深見:水曜日16:00〜17:00 (米沢8-305)(予定)

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