基礎の化学ー小学校教員をめざす人のためにー(化学)
 Basic Chemistry(Chemistry )
 担当教員:石井 実(Minoru ISHII)
 担当教員の所属:地域教育文化学部地域教育文化学科生活環境科学コース
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義(一般)
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
高等学校で化学を履修しなかった方、履修したけれども理解できなかった方を対象に、平易に講義します。
・到達目標
この講義を履修した人は、新聞・雑誌などに掲載された科学記事(化学関連記事)を読み・理解することができるようになり、将来さまざまな分野で知識を生かすことができます。たとえば、小学校教員では生活科(理科・環境教育関連)・理科・総合学習の指導で活用することができるようになります。
・キーワード
化学 基礎化学 

【科目の位置付け】
基礎化学

【授業計画】
・授業の方法
毎回化学の基礎的項目を取り上げ解説講義します。講義は教員による解説が中心になりますが、スライド・動画・実体投影機を使用、演示実験を取り入れるなどして、多角的な講義を行います。学生実験を取り入れ、講義で得た知識を経験し実践する機会を設けます。
・日程
第1週(4月14日)ガイダンス(授業の進め方について)
第2週(4月21日)化学とは(有機化学と無機化学)
第3週(4月28日)物質の構成(原子と分子。原子を見る)
第4週(5月12日)化合物の名前(読み方と書き方を復習する)
第5週(5月19日)化学実験で使う道具(名前と使い方を確認する)
第6週(5月26日)モルの話(モルって何?なぜモルが必要?)
第7週(6月02日)化学で使う濃度の話(%とモル濃度)
第8週(6月09日)気体・液体・固体(講義と演示実験)
第9週(6月16日)気体・液体・固体(講義と学生実験)
第10週(6月23日)溶ける・溶液
第11週(6月30日)溶液の作り方
第12週(7月07日)酸とアルカリ(酸とは?アルカリとは?滴定)
第13週(7月14日)奇妙な化合物の化学
第14週(7月21日)講義内容に関連した実験を体験する(学生実験と演示実験)
第15週(7月28日)テストとまとめ
休講になった場合は、日程を逐次ずらし、補講日(8月2日~8月8日)に授業を行います。日程については決まり次第別途指示します。

【学習の方法】
・受講のあり方
遅刻・欠席厳禁。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義予定の項目について、高校教科書を読み返しておくこと。(高校時代、化学を履修していない人は別途購入することが望ましい)復習を欠かさないこと。講義で生じた疑問は放置せず、教員へ質問する・成書で調べるなどすること。

【成績の評価】
・基準
(1)化学の基礎知識を習得しているか (2)習得した知識を活用できるようになっているか
(3)化学実験を行う技術を習得しているか(4)実験結果をまとめ発表できるか
・方法
試験成績(期末試験および小テスト)80% 学生実験時のワークシート成績   20%

【テキスト・参考書】
テキストは指定しません。(資料を配布します)

【その他】
・学生へのメッセージ
①高校で化学を履修しなかった人②履修したけれどもよく解らなかった人で、将来化学の基礎知識が必要になる可能性がある方を対象にした授業です。科目名副題には~小学校教員をめざす人のために~とありますが、それ以外の分野を目指す人でも上の①②の条件を満たす方は履修可能です。ただし、化学の専門知識を講義する内容ではありませんので、将来医学・薬学の専門知識を必要とする方、化学を専門とする職を目指す方の履修はお奨めしません。高等学校で化学を履修した人・ある程度化学の知識を有している方にとっては、全く得るところのない講義ですので、履修に当たっては留意願います。実験を含みますので定員を20名とします。履修希望者が定員を超えた場合は抽選をします。その際、理系学部でない方(人文学部・地域教育文化学部地域教育文化学科児童教育コース・同異文化交流コース・同造形芸術コース・音楽芸術コース・同スポーツ文化コース)の方を優先します。
・オフィス・アワー
研究室にいる時はいつでも。

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