共生社会を考える(共生を考える)
 Lectures on "Diverse Society" (Living Together)
 担当教員:下平 裕之(SHIMODAIRA Hiroyuki)
 担当教員の所属:人文学部法経政策学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
自然と社会における共生の仕組みを考える:持続可能な共生社会を創造するためには、生物多様性の保全、人と自然との共生、社会における共生の仕組みづくり(自助・共助・公助)に向け、一人ひとりが生き方を改善することが重要となります。この講義では、持続可能な共生社会をどのように構築していくかについて、自然と社会という2つの側面から考えていきます。
・到達目標
自然と社会における共生の仕組みを学ぶことを通じて、自然界における共生、自然と人間との共生、社会における共生を理解する力を身につける。講義内容を理解することによって、自然と社会における共生についてさまざまな観点から理解するという、多面的なものの見方を身につける。
・キーワード
生態系 生物多様性 自然との共生 自助・共助・公助 共生社会

【科目の位置付け】
現代社会を共に生きるために必要となる多様なものの見方を自ら作り上げる力を養うために、自然と人間の共生、人と人の共生、社会と個人の関係性、事象の多元的解釈などを題材とする授業を行う。

【授業計画】
・授業の方法
PowerPointとプリント、映像資料等を用いて講義を行う。毎回、前回の授業のポイントに関し復習のためのペーパーを課す。
・日程
1 イントロダクション
2 生物多様性
3 生態系の多様性
4 生物多様性の保持
5 自然と人間との共生
6 自然の恵みを賢く使う社会
7 自然の恵みを豊かにする社会
8 中間まとめと中間試験
9 共生社会とは?
10 共生社会の中の家族
11 共生社会と社会福祉
12 日本・世界における共助の歴史と仕組み
13 共生社会の経済学
14 市民社会と共生
15 全体のまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
PowerPointや映像資料等に示される講義内容をプリント、ノート等にメモして理解するようにする。
・授業時間外学習へのアドバイス
授業に関連する書籍、新聞記事等に日頃から目を通しておく。復習については、プリント・ノート等を整理し、わからないところは参考文献等を読むなどして理解できるようにする。

【成績の評価】
・基準
授業を通して得た知識や物の見方を活用して,自然と社会における共生について多面的に考察し,論述できること。
・方法
毎回の復習カード(30点)、中間試験(30点)、期末レポート(40点)

【テキスト・参考書】
テキストは特に指定しない。
授業中に,適宜,参照すべき文献について指示する。

【その他】
・学生へのメッセージ
自然界における共生の仕組みを出発点に、自然と人間、そして社会における人間同士の共生のあり方を考えていきます。文系・理系を問わず幅広い関心のある学生の受講を期待します。
・オフィス・アワー
月曜日9時30分~11時30分 下平研究室。 これ以外の時間についても、事前に連絡をいただければ対応します。

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