未来を創造する:温故知新(共生を考える)
 Creation of the future: ON KO CHI SHIN (Living together)
 担当教員:奥野 貴士(OKUNO Takashi)
 担当教員の所属:理学部物質生命化学科
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
もうすぐ、あなた方は「お父さん」や「お母さん」からバトンを受け取ります。「世代交代です。」これからの日本をリードして行くのはあなた方です。では、あなたはどのような未来を創り、次の世代にはどのようなバトンを渡しますか?
お父さん、お母さんの世代は、「地球との共生」どのように考えてきたのでしょうか?「温故知新。」
この講義は、各自が未来の「地球環境」、「科学技術」、「価値観」をデザインします。
・到達目標
【温故】 近代の「地球環境」、「科学技術」、「価値観」の内の一つについて、変化や経緯を調べる力を身につけ、理解し説明できる。
【知新】 (温故)で身につけた力と知識に基づき、未来の人間と地球の関係を想像、デザインできる力を有する。
【温故知新】 温故知新を実践できる。
・キーワード
「バトン」「温故知新」「地球環境」、「科学技術」、「価値観」

【科目の位置付け】
この授業は、過去/未来の「地球と人間の関係(共生)」を習得し、高い専門知識を具体的な事例に適応し判断•行動する能力を身につける。

【授業計画】
・授業の方法
1) 近代のおける地球環境、産業構造や科学技術の変革について解説する。
2) 産業構造や科学技術について、数名のグループ単位で調査し、その内容をまとめてプレゼンテーション(口頭発表かポスター発表)を行なう。聴講者は発表内容を要約し記述する。
3) 主体的に取り組む事が重要であり、授業以外で各自(班)の調査作業を行なう。
・日程
<第1〜2回> ガイダンス “バトン”についての話 
<温故1> 20年前の地球/日本の環境について
<温故2> 20年前の科学技術について
<温故3> 40年前の地球/日本の環境について
<温故4> 40年前の科学技術について
<温故まとめ1> 温故についての発表/議論
<温故まとめ2> 温故についての発表/議論
<知新1> 現在の地球/日本の環境について
<知新2> 現在の科学技術について
<知新3> 未来を想像•デザインする力
<知新4> <調査>
<温故知新> 未来創造についての発表/議論
<温故知新> 未来創造について発表/議論
<温故知新> 期末試験とまとめ

【学習の方法】
・受講のあり方
適時、講義資料を配布します。講義ノートおよび配布資料等により、講義内容の理解に努めること。また、本講義はグループディスカッションや調査等に基づき、学生が意見等を発表する。それらの活動に対して積極的に取り組むこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
講義内容について疑問に思ったこと、興味持った点を主体的に調べることを奨めます。また、講義中に議論した内容をまとめること。

【成績の評価】
・基準
地球環境、科学技術、産業構造やそれらに関する価値観について、授業と演習をとおして得られた知識や経験に基づいて主体的に論述できることを合格とする。また、次の世代に渡すバトンについて、想像、デザイン出来ることも合格の基準です。
・方法
期末試験(40%)+プレゼンテーション等の演習(60%)をもって評価します。

【テキスト・参考書】
テキスト、参考書等は、適時紹介します。

【その他】
・学生へのメッセージ
理系、文系を問わない講義内容です。グループで調査、議論する作業があります。
・オフィス・アワー
月〜金 午前9時〜午後6時(理学部2号館 2F 203)

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