美術に見る男女の共生/競生/狂生(共生を考える)
 Images of Women in the European Arts (Thinking about Symbiosis)(Living Together)
 担当教員:元木 幸一(MOTOKI Koichi)
 担当教員の所属:人文学部非常勤講師
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
肉体的に異なる男女は、それだけでなく、考え方や感じ方においても相違点を有する。そのような異なる存在同士がいかにして共生してきたかを、ヨーロッパ美術における女性像を見ることで、探究したい。
・到達目標
女性を描いた絵画や彫刻には、男のどのような思想、信仰、欲望などが現れているかを考察し、それを適切な文章で表現することができるようになる。
・キーワード
フェミニズム、聖母、聖女、悪女、魔女、シンデレラ、白雪姫

【科目の位置付け】
人と人、個人と社会がどのように共生するかを考えるための授業である。

【授業計画】
・授業の方法
スライドを映しながら、講義する。ほとんど毎回資料を配付する。
・日程
1 共生とは?
2 聖母信仰
3 聖母図の分析
4 聖女たち
5 聖女マグダラのマリアと中間テスト(日程は授業中に指示する)
6 悪女
7 誘惑する女
8 歪んだ愛の世界
9 魔女の画像
10 魔女狩り
11 ジャンヌ・ダルク裁判
12 シンデレラと白雪姫
13 強い少女
14 アイドル
15 結論、試験 

【学習の方法】
・受講のあり方
スライドを良く見て、ノートや配付資料にメモする。
・授業時間外学習へのアドバイス
聖女、魔女などについて図書館などで調べておこう。

【成績の評価】
・基準
授業をいかに積極的に受講したか(主体的な参加の度合い)、講義された知識や考え方をいかに理解し、記憶したか(知識の修得の度合い、理解の度合い)、それを自分なりの言葉で適切に表現できるか(汎用的技能の修得の度合い)で評価する。
・方法
授業への参加度(20%)、中間テスト(30%)、学期末試験(50%)

【テキスト・参考書】
(参考書)
グレシンジャー『女を描く』三元社

【その他】
・学生へのメッセージ
自分と違う存在を認める態度が求められます。
・オフィス・アワー
授業終了後に質問等を受け付ける。

82206105-2016-09-78510