地域の共生(共生を考える)
 Policical Science, Economics and Social Science(Living Together)
 担当教員:山田 浩久(YAMADA Hirohisa)
 担当教員の所属:人文学部人間文化学科
 開講学年:1年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:講義
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
現代社会を共に生きるために必要となる多様なものの見方を自ら作り上げる力を養うために,地域内における人と自然,あるいは人と人との関係を「共生」の視点から捉え,地理学,経済学,政治学等で扱われる「持続可能性」を論じることで,地域活性化への糸口を探る
・到達目標
地域内で観察される共生関係を地理学,経済学,政治学の観点から考え,今後の方向性について自らの意見を持つことができる。
・キーワード
地域,連携,共生,持続可能性,活性化

【科目の位置付け】
「共生」をテーマとし,事象の多元的解釈を題材とする基幹科目(共生を考える)の一つ。本講義はとくに「地域」をテーマとしている。

【授業計画】
・授業の方法
身近な地域を選出し,地域内で観察される共生関係を具体的に説明した後,多元的な解釈を行うために必要な理論とそれに基づく政策の実践例を学ぶ。また,講義の後半ではグループワークを中心に各単元に応じた討論形式の講義を行う。
・日程
第1回 地域の概念
第2回 自然と人間との共生
第3回 地域の構成
第4回 共生の視点から見た都市建設
第5回 成長による衰退
第6回 国土計画
第7回 都市計画
第8回 小括
第9回 自治体経営
第10回 経済活動の場としての都市
第11回 ローカリズムとコミュニティ・ガバナンス
第12回 まちづくりの必要性と課題
第13回 中心市街地の活性化
第14回 地方都市の今後
第15回 総括

【学習の方法】
・受講のあり方
授業に出席することはもちろんだが,講義の内容に対して自分の意見を持つこと。
・授業時間外学習へのアドバイス
テキストによく目を通しておくことに加え,講義で紹介された事例や単語の意味を雑誌やインターネットで調べておく。


【成績の評価】
・基準
地域内の事象に対する多元的な解釈能力やそこから生まれる問題抽出の過程を筆記試験によって評価する。地域の課題に対する自らの意見を提示し,他者と意見交換する力をグループワークの参加度や報告内容から評価する。
・方法
試験50点 グループワークへの参加度と報告内容50点

【テキスト・参考書】
『地方都市の持続可能な発展を目指して』,山形大学出版会,2013年

【その他】
・学生へのメッセージ
私語は厳禁,周囲に迷惑がかると判断した場合には退出を命じる。
・オフィス・アワー
金曜日 8:50-10:20 山田研究室

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