【授業概要】
・テーマ
≪西欧中世史の基礎を学ぶ≫
西欧世界が独自の文化圏を形成したのは，中世とよばれる時代でした。この講義では，西欧中世の歴史について，知っておくべき基本的な史実を学びながら，中世という時代のもつ現代的な意義についても考えてみます。
・到達目標
西欧中世の世界と，そこに生きた人びとの姿を知ることで，現代に生きるわれわれ自身を，客観的・批判的に評価できるようになる。
【科目の位置付け】
世界の歴史と文化についてさまざまな観点から考察することで，異質な他者の存在とその尊厳を承認し，他者との協力と連携によって，共生・共存の世界を構築しようとする態度を養う。
【授業計画】
・授業の方法
講義形式。ほぼ毎回資料を配付します。また，映像資料も適宜利用します。参考文献は，授業のなかであげます。
・日程
１）～３）まえおき：基本文献，ヨーロッパとは何か，中世とは何か
４）～６）中世初期のヨーロッパ
７）～10）中世中期のヨーロッパ
11）～14）中世後期のヨーロッパ
15）まとめと到達度確認試験
【学習の方法】
・受講のあり方
集中して講義を聴き，落ち着いてノートをとる。
・授業時間外学習へのアドバイス
１．日々のニュースに関心をもち，世界各地で起こっている出来事や事件について，その歴史的な背景について考えてみよう。
２．興味をひかれた事柄について，参考文献をもとに，自分で考えてみよう。
【成績の評価】
・基準
授業内容（基本的な史実とその歴史的な意味など）を理解し，到達度確認試験において，その成果を論理的に述べていることが合格の基準となります。
・方法
授業参加点（３０％），到達度確認試験（７０％）。出席回数が全授業回数の２／３に満たない場合には，到達度確認試験を受験する資格を失い，評価はＦ（不可）となります。
【その他】
・オフィス・アワー
月曜日：１２時～１４時３０分
淺野研究室：人文学部１号館４階（asano@human.kj.yamagata-u.ac.jp）
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