地域の中の大学-学生主体型授業で山形大学の来し方を考える-(教養セミナー)
 Student-Centered Learning about the University and Local area(Education Seminar)
 担当教員:橋爪 孝夫(HASHIZUME Takao)
 担当教員の所属:教育開発連携支援センター
 開講学年:1年,2年,3年,4年  開講学期:前期  単位数:2単位  開講形態:演習
 開講対象:  科目区分: 
【授業概要】
・テーマ
 「大学とは何か」という原理原則について考えを巡らせてみましょう。物事を根源から考察する時間は大学生ならではの貴重な経験です。
 この授業では山形大学そのものを取り上げ、大学と地域との関係を手掛かりにグループワークよる意見交換や発表を重ねながら「大学」の在り方を見極めていきます。
 またこのような学びの成果を積み上げる体験を通じて大学生としての「知」への取り組み方を実践的に身につけていきます。主体的参加が重要です。
・到達目標
・自ら課題を発見しこれに挑むという大学における新たな学びに気づく。
・「大学とは何か」を考え、大学に学ぶという自覚、目的意識を明確にする。
・グループ活動の中で協働の力、省察の力、聞く力、主張する力などを身につける。
・キーワード
学生主体型授業、協働、コミュニケーション、実行力、大学、主体性

【科目の位置付け】
この授業はグループ学習により自立した個人として社会における責任を果たす態度・志向性の養成を目指すものです。

【授業計画】
・授業の方法
学生主体型授業です。詳細はガイダンスで説明します。
・日程
1 チーム分け、講義の進め方とガイダンス、全体の運営について
2 考究課題の設定とスケジュール(発表順)の決定
3-5 講義及びディスカッションのトレーニング
6 各班の企画発表と討論
7-8 中間報告会に向けての準備、発表トレーニング 9 中間報告会
10-13 最終報告会に向けての準備 14 最終報告会
15 振り返りと評価 (以上は予定。授業の進捗により変化)

【学習の方法】
・受講のあり方
 ガイダンスの内容理解を受講の必須条件と考えてください。出席できない場合は必ず事前指導を受けてください。
 班単位での活動を重視します。平等である必要はありませんが公平な役割分担を心がけてください。
 授業の進行等も毎回各班に振り分けます。主体的参加を心がけてください。
・授業時間外学習へのアドバイス
 各人の活動内容を必ず記録し、後に参照できる形で共有し、活用するように工夫してください。活動記録を参照しての授業外での振り返りは特に重要です。常に自分と自分の班がどのような経緯を踏んで現在の活動に取り組んでいるのかを認識し、次なる活動に備えましょう。

【成績の評価】
・基準
1)知的探求に対し主体的に取り組んだか。
2)「大学」について客観的資料に基づく考察により考えを深めたか。
3)グループ学習において自分の役割を果たしたか。
4)学びの成果を外部へ伝える発表を実施出来たか。
・方法
 授業への参加度、活動の成果を以下を最大として100点満点で評価する。
1.授業への自主的・主体的参加度を評価。(20点)
2.グループ活動への貢献度を学生により相互評価。(20点)
3.グループ活動の中間報告、最終報告の水準・内容を評価。(60点)
100-90:秀 89-80:優 79-70:良 69-60:可 59点以下は不可となる。

【テキスト・参考書】
テキスト・参考書は毎回の授業の中で指示。

【その他】
・学生へのメッセージ
 皆さんは大学を卒業した後、身につけた専門性を世の中にどう活かすつもりでしたか? どれほど高度な専門性を身につけても、人間が社会的な生き物である以上、実力を発揮するには他者との協働が必要となります。
 授業を通して個の力を世の中に発揮する術を身につけましょう。
・オフィス・アワー
毎週水曜日10:30-12:00

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