「政治学の基本的理論と分析手法とを学ぶ。」
　政治の世界は、複雑かつ混沌に見えるが、それはごく基本的な理論から説明可能であることを、私たちの身近な事例を題材に理解してもらう。
No Mistery in Politics!これが本講義のスローガンです。

　政治学の基本的な理論と主要概念ー政治学の文法と語彙ーとを理解し、習得する。また、関連する事例を分析し、説明できるようになる。

多元的民主主義、潜在的利益集団、フリー・ライダー、影響力資源、etc.

テキストに基づき講義する。
　また、毎回、演習問題を受講者に解答してもらう。

１　講義の概要と講義の進め方について(1回）
２　政治と経済
　　　　①　組織された集団（２回）
　　　　②　官と民との関係（１回）
　　　　③　企業と政治（１回）
３　政治と社会
　　　　①　選挙と政治（２回）
　　　　②　地方分権（１回）
　　　　③　マス・メディアと政治（１回）
４　政治の機構
　　　　①　国会（２回）
　　　　②　内閣（２回）
　　　　③　官僚（１回）
５　試験と講義のまとめ（１回）

　たんに受動的に受講するのではなく、演習問題への解答などを積極的に行ってもらう。演習問題以外でも、しばしば受講者に質問し、解答および意見の発表を求める。

　テキストの予習・復習はむろんのことだが、それ以外に、日頃から新聞、テレヴィ・ニュースなどに目を留め、時事問題に対し、関心を払ってほしい。

　講義中の演習問題への解答と、記述式の期末試験で、到達目標の達成度を評価する。

　講義中の演習問題への解答：10点
　期末試験：90点

　テキストとして、北山俊哉・久米郁男・真淵勝『はじめて出会う政治学』（有斐閣アルマ、第3版）を用いる。
　参考書は、講義中に随時紹介する。

　この講義は、「ズブの素人」（初学者）でも、政治の世界と政治学の面白さをわかってもらえるように工夫を凝らしますが、受講者との対話型講義を可能なかぎりめざしますので、積極的な講義への参加を期待します。

　月，火、水の12時から13時。
　ただし、研究室に在室中は、基本的に、随時、可。